2023年5月18日10時頃、歌舞伎役者の市川猿之助さんが自宅で、
ご両親の猿之助さん3人が緊急搬送されたとの大変ショッキングなニュースが入ってきました。
その後、ご両親が亡くなられたとのこと。本当に本当に心が痛いです。
お亡くなりになった猿之助さんのお母様は、
表舞台にはあまり出てこられず、梨園の妻として夫である段四郎さんをしっかり支えていらっしゃったといいます。
四代目猿之助さんが幼い日の家族写真を見ると、とてもおキレイな方だったようです。
また、ご近所の方の話から「自分の意見をはっきり言うタイプでアグレッシブで憎めない人だった」とも。
市川段四郎さん、猿之助さんをはじめとした市川一族の家系図も踏まえながら、母・延子さんがどのような方だったのか調べてみました。
目次
市川猿之助の母親：喜熨斗延子
市川猿之助さんのお母さまは、
喜熨斗延子(きのし のぶこ)さん
※読み方については（きのし えんこ）と記載の情報もあり。詳細確認中。
夫・段四郎さんの1つ年下なので、2023年時点で75歳です。
市川段四郎さんと、妻・延子さんご夫婦、そして幼き日の猿之助さんのお写真がこちらです。
出典：https://miiiisannnn.blog/2023/05/18/parents/
心が和む家族写真です。
部外者ながら、この幸せそうな写真を見ているとご夫婦で亡くなられた事実がより一層ツラく悲しく感じますね。
市川猿之助一族の家系図
下記が、市川段四郎さんをはじめとした、市川一族の家系図です。
出典：Twitter
市川猿之助さんと香川照之さんは、父親が兄弟の従兄にあたります。
見比べてみると、顔が似てますよね。
従兄の香川照之さんも、数年前にスキャンダルが話題になりました。
歌舞伎の世界は特殊と言われますが、このお二人以外にも歌舞伎役者の方のスキャンダルは数多く、
やはり一般社会とは違う価値観が根付いているのだと思わされてしまいますね。
▼市川猿翁さんの波乱万丈の人生はこちら
市川猿之助の母親：喜熨斗 延子 経歴
市川猿之助さんの母親・喜熨斗 延子さんについては、
沢山の情報がある訳ではありませんが、そのご経歴などを調べてみました。
父親：加藤庸三
猿之助さんの母親・延子さんは、旧姓・加藤延子。
友禅図案家・加藤庸三の娘として生まれます。
友禅は、布地に模様を染める染色技法の一つです。
江戸時代の扇絵師であった「宮崎友禅斎」が友禅染色の由来であり、友禅の緻密なデザインを布地染色でも再現するために、デザインの輪郭線に細く糊を置くことで、隣の色がにじまない染色法が開発されました。
この技法が後に「友禅染」と呼ばれるようになり、今まででは難しかった絵画のような細かい柄を布地に再現することができるようになりました。
画像出典：京友禅が生まれるところ
猿之助さんの母方の祖父にあたる加藤庸三さんは、
この美しい友禅の柄を手書きで表現する職人だったということです。
また、延子さんは日本舞踊を嗜んでいたという情報もありました。
京都発祥の友禅図案家の娘なので、やはりご出身は京都のようですね。
2021年1月から2月まで「ABC朝日放送」「テレビ神奈川」で放送されたドラマ、
「ミヤコが京都にやって来た!」
で、猿之助さんは主人公・佐々木蔵之介さん演じる空吉の幼馴染役で出演されていたのですが、出演の際に番組HPに寄せたコメントには、母親の出身地の京都に対する想いが綴られています。
梨園の妻として、義兄からの激励
延子さんはあまり表舞台に出て来なかったことから、ご本人に関する情報は少ないですが、
梨園の妻には、歌舞伎界の知識はもちろん、茶道や華道・習字・マナー・料理などさまざまな作法の習得が必要になり、とても大変な役割が課せられます。
梨園の妻は、ごひいき筋のお客様へのあいさつをすることも仕事の一つであり、歌舞伎役者にはスケジュール管理が欠かせません。
歌舞伎役者が演技に集中できるように、細やかなスケジュール管理を行うなど、秘書のような役割を担うこともあるようです。
息子である四代目猿之助さんが舞台を踏むことになれば、着物の整理、セリフの書き抜き、台本や資料の整理、夫や子どもの送迎など、サポートが多岐に渡っただろうと想像します。
市川段四郎さんが結婚する際、段四郎さんの兄であり三代目猿之助である猿翁さんは、
「歌舞伎役者の女房は大変だ」
「段四郎を良い役者にして欲しい」
と延子さんに激励を送ったというエピソードが残っています。
その後の段四郎さんのご活躍から、延子さんが内助の功として献身されたことがうかがえます。
激励を受けた義兄から「四代目猿之助」を受け継いで、自分の息子が襲名できたこともとても嬉しかったでしょうね。
ほぼ寝たきりになった段四郎さんの介護していたことも報じられています。
猿之助さんの新たな供述で、家族会議の末に「一緒に生まれ変わろう」と一家心中を行ったことが明らかになりました。
歌舞伎界の由緒ある一族で、世間によくある事象が当てはまるかは分かりませんが、高齢での介護疲れなどもあり、後世に伝えていける孫などもいないことから、今後の澤瀉屋の行く末に悲観したことが引き金になったのかもしれませんね。
本当に悲しい最期にはなってしまいましたが、生涯を通して夫・息子のために献身した女性であったことは事実ですね。
▼母・延子さんが猿之助さんを溺愛していたという関係者情報も。
喜熨斗延子(市川猿之助 母親)の気の強さ
その後の調べで、市川猿之助さんの一家は、近所とトラブルを抱えていたことが分かりました。
近所の方は喜熨斗延子さんの人物像を以下のように語っています。
- 気が強い
- 自分の意見をはっきり言うタイプ
- アグレッシブで憎めない人
特殊な梨園の世界で家族を支え続けるには、強さやしたたかさも必要だったということでしょう。
記事では「そんな人ですから、自ら命を絶つとは到底思えないんですよ」と、近所の方は心中について疑問を呈していましたが、その真相は。
参考：市川猿之助の母が起こしていた“ご近所トラブル”、住人同士で裁判も「自ら命を絶つとは思えない」
喜熨斗延子(市川猿之助 母親)の顔画像/家系図年齢 義兄猿翁から梨園の妻へ激励も 表に出ず澤瀉屋支えた あとがき
市川段四郎さん、延子さんご夫婦のご冥福を心からお祈りいたします。
【追記】
2023年6月27日、母・喜熨斗延子さんへの自殺崩御の容疑で、市川猿之助容疑者が逮捕されました。
各映像配信プラットフォームは、これまでの出演した過去の作品を順次、配信停止するなど適宜対応を進めているとのこと。
市川猿之助容疑者が出演している作品を見るには、DVDなどの商品を購入するしかないようですね。
「作品に罪はない」という声もある中で、「自殺幇助か殺人か」という今回の事件では、曖昧な判断はできませんから、致し方ない対応ですよね。
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