2023年5月18日午前に飛び込んできた、
市川猿之助さんの自宅で意識がもうろうとした猿之助さんが発見され、両親が亡くなったという、大変ショッキングなニュース。
猿之助さんは命に別条がないということですが、
猿之助さんの側には遺言のような書き置きがあったことから、
警察では猿之助さんが自殺を図ったとみて捜査をしていると報道がありました。
事件当日の5/18の現時点で、沢山の謎が解明されていないこの事件ですが、
猿之助さんが自殺を図ったとして、
なぜご両親だけがお亡くなりになったのかが、どうしても疑問です。
筆者は、現場の状況から無理心中や一家心中ではなく、
猿之助さんが単独自殺を図って失敗した結果、ご両親だけが亡くなってしまった事故
ではないかと考察しました。
その考えをまとめます。
▼「無理心中」や「同意を得た一家心中」の場合、生き残った猿之助の罪は?
目次
【猿之助】通報当時の現場の状況
続報にて、猿之助さんが発見された当時の状況が分かってきました。
猿之助さん
地下の自室にいた。
意識はもうろうとしているが、命に別状はない。
ご両親
2階リビングに2人で倒れていた。
母親・延子さんはその場で亡くなっていることが確認された。
父親・段四郎さんは搬送先の病院で亡くなった。
この地下と2階という居た場所の違いが、今回の悲劇を生んでしまったのではないかと考えています。
【猿之助】意識もうろうの原因はガス中毒ではないか?

出典:経済産業省
今回の状況を鑑みて、
猿之助さんが意識もうろうとなり、ご両親が亡くなった原因は、
【ガス中毒】だと考えています。
筆者だけでなく、この一報を聞いた多くの方が「ガス中毒かな?」と考えられたのではないかと想像します。
「倒れていた」という状況だけで外傷などの報道がなかったですしね。
また、中毒になった気体は
【一酸化炭素】だとも考えます。
この気体も、中毒を起こすとして有名ですので、同じように考えていた方も多いと思いますが、
この一酸化炭素を使用したことにより、両親だけが亡くなる事態を引き起こしたのではないかと筆者は考えています。
なぜ猿之助は助かって、両親が亡くなったのかの考察
なぜ猿之助は助かって、両親が亡くなったのか、
それは「一酸化炭素は空気よりも若干軽い」ことが原因ではないかと思われます。
一酸化炭素の軽さ

出典:白丸くん
一酸化炭素は、空気よりも若干軽いです。
比重を数値にすると、空気を1としたときの重さは0.967になります。
火事などで逃げる際、体を低くして逃げなさいと言われるのは、空気よりも軽く高い位置に集まる一酸化炭素を避けて逃げるためです。
猿之助さんが何らかの方法で地下の自室内で一酸化炭素を発生させた際に、
空気より軽い一酸化炭素がドアのすき間などから漏れ出て、
それが上昇し2階リビングにいたご両親の元に届いてしまったのではないかと推察しています。
ドラマなどで、練炭を焚いてドアや窓の隙間をガムテープで塞いでいるシーンがあったりしますが、
もしかしたら、そのような対策をしていなかったのかもしれません。
また、一酸化炭素は無臭のため、ご両親は充満している事に気づかなかった可能性が高く、
空気中に1.28%含まれていれば人間は1〜3分で死亡してしまうという恐ろしい気体です。

出典:ほくでん
対処する暇もなく、助けを呼ぶこともできずに意識を失ってしまったのではないかと。
※空気より軽い気体は他に水素がありますが、人体に副作用や中毒性はありません。
その点でも一酸化炭素を使ったことによる悲劇だったのではないかと考えています。
過去にあった「巻き込まれて一酸化炭素中毒になった」事件
今回の考察と同様のケースが、2005年の12月に札幌で発生しています。
マンションの1階駐車場に停めた車の中で男女が自殺し、マンション3階に住んでいた住人が巻き添えになって亡くなったというもの。
北海道警・札幌西署によると、警察が事件を認知したのは11日の午後4時ごろ。札幌市西区二十四軒4条6丁目付近のアパート管理人から「アパート1階部分にある駐車場内に止めたクルマの中で男女が倒れている」との通報が寄せられた。同署員が現場に急行してクルマの中で死亡している男女を確認した。
管理人がクルマを発見するに至ったのは「ガス警報機が作動した」という住人の通報だったことや、2人が死亡していたクルマのエンジンは掛かったままで一酸化炭素中毒の疑いもあることから、2階と3階にある計8室を捜索したところ、4人の住人が体の異常を訴えていた。このうち3階に住んでいた22歳の女性は発見当時すでに意識が無く、病院に運ばれたが死亡を確認。他の3人も軽い一酸化炭素中毒となった。
後の調べにより、クルマの車内で死亡していたのは、このアパートに住む49歳の女性と、その交際相手の45歳の男性と判明した。駐車場は正面から出入りするが、発見当時は唯一の入口であるシャッターが閉じたままになっており、一種の密室状態だった。
また、2人の死亡推定時刻は事件当日の午前11時ごろだが、巻き添えとなって3階で死亡した女性は就寝時そのままの姿で布団に横たわっていたことから、クルマは未明から早朝に掛けての時間帯に駐車場に入った可能性が高いとみられている。
レスポンス
何が起こったか知ることもできないまま、
眠ったまま息を引き取ることになってしまった22歳女性。
人生これからという若者が巻き添えになったことも相まって、非常にやりきれない事件ですね。
猿之助さんのケースとの共通点もあることから「ご両親は巻き添えになった」という可能性もあるかと思います。
【猿之助なぜ?】無理心中(一家心中)ではなく単独自殺失敗?両親だけ亡くなった謎を考察 あとがき
猿之助さんは命に別状はなく、意識はある状態だと言います。
どんな事情があるにせよ、ご自身が生き残り、ご両親2人が亡くなった事実を受け止めてこれから生きていく事になります。
部外者が何をどう考えても起きてしまったことは変わらないのは分かっていますが、
筆者の中で「せめて事故だと思いたい」という思いが先行している部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。
段四郎さん・猿之助さん共にとても素晴らしい役者さんだったので、ただただ悲しいですね。
亡くなられた段四郎さん、延子さんのご冥福をお祈りいたします。
▼「無理心中」や「同意を得た一家心中」の場合、生き残った猿之助の罪は?
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