宮崎駿監督による10年ぶりのスタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」が、いよいよ7月14日から公開されます。
タイトルとポスタービジュアル以外、内容は全て非公開。
完全シークレットの中、筆者は初日の朝イチの回で鑑賞予定です。
映画の内容をいち早く知りたい方に向けて、鑑賞後(10:30頃から)に下記の情報を随時箇条書きで更新していきます。
- 映画「君たちはどう生きるか」 前半あらすじ
- 映画「君たちはどう生きるか」 ネタバレ (希望者のみに見える仕様)
- 映画「君たちはどう生きるか」 声優
- 映画「君たちはどう生きるか」 主題歌
是非ご覧ください!
映画「君たちはどう生きるか」 あらすじ
【個人的感想】
期待し過ぎたのかもしれませんが、前述の通り個人的には「うーん…全然意味分からん」という感じ。
映画冒頭の空襲警報から始まり、火事で一面焼け野原になる東京の街の描写や、その街中を母のもとへ全速力で走る主人公。周囲の人々が風景に溶けて不気味に揺らいでいるような作画は、ものすごく引き付けられて期待感が増しましたが、個人的にはそこがピークだったかもしれません。
現実世界は、終始薄暗いベールがかかっているかのように、ストーリーも映像も起伏がないです。
ストーリー上のエンターテインメント要素も薄いのかな。グッと惹きつけられるほど魅力的に感じるキャラもなく、何かを乗り越えたカタルシスや物語的な盛り上がりもなく。
登場人物がやることなすこと全て理解も共感もできないので、疑問を持ちながら一歩引いて眺めている感じで、感情移入ができませんでした。
もう少し主人公眞人や継母のナツコほか、登場人物の心理描写があると深みが出て良かったなと個人的には思います。
初見では異世界の成り立ちなどの設定も難解でした。
アニメーションは素晴らしいし、宮崎駿映画の集大成という感じで「あの映画のあのシーンと似てる」とオマージュらしきものも多いので、「ジブリが本気でジブリ映画作った」というのは伊達じゃないのは確かにそう。
それ故に、既視感があって新鮮味もなかったですが。
それにしても、この意志を持ったように動く液体や柔らかい物体の描き方は、ジブリならではですよね。
今回は、吹き出す血やパンに塗った大量のジャム、カバンに群がるばあや達や魚の内臓など、見応えがあったのと同時にものすごく不気味でした。
ジブリらしさはそのままで、いつも1段階上のレベルに更新した映像を見せてくれてる気がしていましたが、今回は特にこれはと思う物がなかったのが残念でした。
唯一、ワラワラという小さい白いポニョポニョした「すみっコぐらし」みたいな生き物はものすごく可愛く、あれはぬいぐるみ出したら売れるなと思いましたが。
そして、ポニョの魚の大群で集合体恐怖症を発症した私は、今回もカエルや魚で「ひぇっ」とするシーンがあり。同類の方はご注意を。
宮崎駿監督が描きたいものを書いただけあって、アニメーションは本当にすごい。
それだけは間違いないですがエンターテインメント要素は皆無なので、ディープなジブリや宮崎駿監督のファンでない限り、物語に明確なメッセージや意味を見出すことは難しいと思います。
【前半部分あらすじ】
戦時下の日本。
真人の母親は空襲で勤め先の病院が火事になり、亡くなる。
その1年後に父親と真人は疎開。
疎開先では母親の妹であるナツコが出迎え、「真人さんの新しいお母さんになります」と宣言。
ナツコのお腹には父親との赤ちゃんがいる。
(映画の元ネタと言われている「失われたものたちの本」と同じ、父親もっと子供の気持ち考えて再婚は待ってやれ案件。しかも相手が母親の妹って。そういう時代かもしれんけど)
真人の母親の実家でもあり、これから真人が暮らすことになる屋敷は豪邸。
真人が暮らす離れの裏には大きな池があり、その奥には森が広がる。
この屋敷では、昔から不思議なことが良く起こると、長年住み込みで世話をしていたばあや達は言う。
父親は戦闘機などを作る工場を経営していて金持ちで傲慢。顕示欲が強い。
真人の転校初日に「ダットサンで学校に乗り付けたらみんな驚くぞ」と実行し、真人はイジメに遭う。
屋敷の裏の森の中に隠れるように、古びた塔が立っている。
池には人の言葉を話す不気味なアオサギがいて「眞人を待っていた。母親は生きている。一緒に行こう」と誘う。
眞人がアオサギと対峙するための武器を作っているうちに、ナツコが森の奥に消える。
「ナツコのいる場所へ案内する」というアオサギに、「罠だから戻れ」というばあやのキリコ。
「アオサギは母さんが生きていると言う。ウソだと思うけど確かめなきゃ」と、臆することなく進む眞人。
引き止めきれずにキリコも一緒に塔の中へ…。
【鑑賞前記載】
タイトルは、宮崎駿監督が幼少期に読んで衝撃を受けた吉野源三郎の小説「君たちはどう生きるか」から採られていますが、内容は全く違うオリジナル作品とのこと。
映画「君たちはどう生きるか」に影響を与えた作品と言われているのは、下記2作品です。
- 吉野源三郎作「君たちはどう生きるか」
- ジョン・コナリー作「失われたものたちの本」
鈴木敏夫さんが伝えた話として、
母が亡くなって失意の底にいる主人公の少年が、吉野源三郎作の小説「君たちはどう生きるか」を開いたところ、母の手紙が挟まっており、母の声が聞こえて異世界に入ることになる。
というような導入だという情報が出ています。
亡き母の声に導かれて旅をする点は、「失われたものたちの本」と類似していますね。
▼物語に影響を与えたと思われる小説について
映画「君たちはどう生きるか」 ネタバレ (希望者のみに見える仕様)
※鑑賞後に情報を記載していきます。
塔の中には不思議な別の世界が広がっている。
アオサギはその世界の住人。
アオサギやペリカン、インコなどがいる。
アオサギとインコは人間を食べ、ペリカンはワラワラという白い生命体(現実世界で生まれる命の源のような存在)を食べる。
森の奥にある塔は、明治維新のころに空から降ってきた。
その塔を、真人の母とナツコの大叔父にあたる人物が保護しようと周囲を覆うために工事を始めるが、その都度事故などが起こり、人が亡くなる。
ある日、塔の中で大叔父も居なくなる。
危ないからとナツコ達の祖父が入口を塞いだが、また入口が開いてしまった。
それ以来、誰も近づかないようにしている。
眞人の母も、幼い頃神隠しにあったようにいなくなり、1年後に居なくなった時と同じ状態で見つかったことがある。
眞人の母親は楽しそうにニコニコして帰ってきたが、いなくなっていた1年間のことは全く覚えていなかった。
塔は、石の持つ不思議な力で、この世界のあらゆる場所や時間と繋がっている。
大叔父はその不思議な世界を司る者となったが、大叔父も年を取り、世界の均衡を保てなくなった。
同じ血を引くものでないと役目を継げない。
眞人に後を継ぐように依頼する。
塔の中の世界で眞人は、ワラワラに食事を与えて世話をしている若いキリコや、お互い協力することになったアオサギ、炎を操るヒミ(真人の母の少女時代)の助けを借りながら、ナツコを連れ戻すために奮闘する。
※その他、随時更新します。
仮にネタバレして話が全部分かった状態でも、映画を観に行く価値はあると思える映像美があります。
さすが「宮崎駿のやりたいように作ってもらった」と鈴木敏夫さんが語るだけのことはありました。
鈴木敏夫プロデューサーによると、ジブリの新作映画『君たちはどう生きるか』は「宮崎駿のやりたいように作ってもらった」とのことなので、完全にリミッターを外した”本気の宮崎アニメ”が観られるんじゃないかと期待してる pic.twitter.com/yPJRynm4ys
— タイプ・あ~る (@hitasuraeiga) July 13, 2023
映画「君たちはどう生きるか」 声優
※鑑賞後に情報を記載していきます。
エンドロールを必死にメモリましたが、ニュースサイトに主要キャストが出てましたね(汗)
役名は書いていないため、筆者の推測で当てはめています。
【声優】
- 山時聡真:真人
- 菅田将暉:アオサギ
- 柴咲コウ:キリコ(若い時)
- あいみょん:トキ
- 木村佳乃:ナツコ
- 木村拓哉(特別出演):真人の父親
<ばあや達> - 竹下景子
- 風吹ジュン
- 阿川佐和子
- 大竹しのぶ
- 滝沢カレン(ばあやじゃないかも?)
大叔父、インコ大王、瀕死のペリカン
- 國村隼
- 小林薫
- 火野正平
【鑑賞前記載】
声優として名前が挙がっているのは下記の3名です。
- 木村拓哉
- 米津玄師
- 菅田将暉
米津玄師さんに関しては、Twitterのハッシュタグに「君たちはどう生きるか」の謎鳥アイコンが付いているので関わっていることは確定だと思われますが、
本業の作詞作曲・歌唱の歌手としての起用なのか、声優としてのなのか、まだわからないですよね。
それは、菅田将暉さんも同条件です。
木村拓哉さんは、自らのインスタで匂わせ投稿をしていたとのこと。
主演 #菅田将暉#木村拓哉 が出演確実とされる“わかりやす過ぎる”投稿をしたのは鈴木敏夫のトラップ。
— なすお館長🍿君たちはどう生きるか (@moviemoving_n) July 13, 2023
「キムタクを脇役使いできるのはジブリだけだった」というオチになると予想。
主人公が少年であることから菅田将暉がぴったりかと。木村拓哉はハウルで一度主演声優をやっている。 pic.twitter.com/Kb2Dow8m0y
どんな声優・俳優さんが声を当てているのか楽しみですね。
映画「君たちはどう生きるか」 主題歌
米津玄師作詞・作曲の「地球儀」でした!
「君たちはどう生きるか」の主題歌として「地球儀」という曲を作らせてもらいました。… pic.twitter.com/nquTOr3hKn
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) July 14, 2023
鈴木敏夫さんは、2022年10月に自身のラジオ番組で「最新映画の主題歌が完成した」との報告の中で、以下のような話をしていましたが、作詞・作曲・歌唱も米津玄師さんでしたね。
「誰が歌ってるとかどういう内容だとかは言いません。それを聞きながらね、その作った人も歌ってる人もいたんですけど、なんと宮崎駿は泣いちゃいましたね」
何か変更があったのでしょうか?
若干気になります。
【鑑賞前記載】
声優として名前が挙がっている候補者と被ってしまいますが、
- 米津玄師
- 菅田将暉
・歌:菅田将暉
・作詞作曲:米津玄師、歌:菅田将暉
・作詞作曲:米津玄師、歌:米津玄師・菅田将暉
という何パターンかの予想も出ています。
米津玄師さんに関しては、Twitterのハッシュタグに「君たちはどう生きるか」の謎鳥アイコンが付いているので関わっていることは確定だと思われますが、
本業の作詞作曲・歌唱の歌手としての起用なのか、声優としてのなのか、まだわからないですよね。
それは、菅田将暉さんも同条件です。
色々な伝説を作り出してきた宮崎駿氏が82歳にして作り出した最新作。
何度も引退を宣言しては復活してきた宮崎駿氏が「これが最後の仕事」と断言する今作は、どんな内容が描かれているでしょうか。
ネットでは内容予想で大喜利状態になっています。
▼米津玄師の起用について
また感想なども随時追記、他の関連記事もどんどん掲載していきたいと思います。
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