台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月最新進路予想

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ2023年9月最新進路予想
スポンサーリンク

※本ページはプロモーションが含まれています

9月も引き続き台風シーズン。9月に発生する台風は平均で5個。

今後の台風にも警戒が必要です。

この記事では、日本近海の台風発生について、

  • 「米軍合同台風警報センター(JTWC)」
  • 「NOAA(アメリカ海洋大気庁)」
  • 「Windy/ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)」

上記、海外の情報機関にて台風のたまごの最新情報を、

  • 「気象庁」
  • 「日本気象協会」

にて、日本に接近する場合の日時や勢力などの情報を見ていきたいと思います。

「台風・災害関連記事」はこちらから

▼【楽天お買い物マラソン】東京リベンジャーズ2 早くもDVD-BOX予約受付開始


台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月最新|台風・台風のたまごの定義

どんな状態のものが台風と呼ばれるのかについて。改めて聞かれると明確に答えられない方も多いのではないでしょうか。調べるまで筆者もそうでした。

まずは「台風」「台風のたまご」の定義をおさらいしておきましょう。

【台風の定義

・熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼ぶ。
・熱帯低気圧のうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在する
・なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34kt、風力8)以上のもの

以上の条件を満たすものを「台風」と呼びます。(参考:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp))

ちなみに、最大風速が上記の通りでも、熱帯低気圧が北西太平洋や南シナ海以外に存在する場合、台風ではなく位置や風速によって「ハリケーン」「サイクロン」と呼ばれます。

台風のたまごとは?

今後台風になる可能性がある熱帯低気圧のことを指す。

上記の定義があります。

これらを踏まえて、各数値予報センターの予測を見てみましょう。

スポンサーリンク

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月最新|米軍 (アメリカ海軍JTWC)

まずは、米軍(アメリカ海軍)の「JTWC(JOINT TYPHOON WARNING CENTER/合同台風警報センター)」で、台風のたまごを見てみましょう。

米軍(アメリカ海軍)の「JTWC」では、世界の台風情報を確認することができます。

更に世界で最も情報が早いと言われているため、台風になる前の熱帯低気圧である「台風のたまご」を確認するには最適なんです。

米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表している最新の衛星写真を見てみましょう。

▼2023年9月21日21時(日本時間)の天気図 ※2023年9月22日10時更新

※図内時刻は協定世界時(UTC)なので、日本時間にする場合は+9時間します。

米軍合同台風警報センター(JTWC)は、台風に関係する情報を掲載していません。

昨日までは、天気図の中に【オレンジの円記載されていたのですが、

【NO SUSPECT AREAS】熱帯低気圧発生の疑わしい区域は存在しないに変わりました。

台風のたまごと呼べる熱帯低気圧、もしくは台風にまで発達・移動するエリアは今のところ確認できないということですね。

【黄色の円|LOW

TC development unlikely within 24 hours

監視対象ではあるものの、今後24時間以内に発達する可能性は低い
※監視対象だが発達の可能性はまだ低く、消失の可能性もある

【オレンジの円|MIDIUM

TC development unlikely. but expected to occur beyond 24 hours

監視対象であり、今後24時間以内に発達する可能性も高まってはいるが、発達するにはおそらく24時間以上かかりそうなもの
※黄色の円(LOW)よりも発達の可能性が高まっている


赤色の円|HIGH】

TC development likely within 24 hours(Reference TCFA)

監視対象であり、今後24時間以内に発達すると予測されるか、もしくはすでに発達が始まっているがまだ台風警報を出す基準には達していないもの


青色の円|SUB TROPICAL】

Monitoring for potential transition to TC. Invest label color denotes tropical transition probability
熱帯低気圧に移行する可能性を監視。帯びさせている(黄色・橙色・赤色に着色している)ラベルの色は、熱帯低気圧への移行確率を示す


【赤い矢印】

「台風」「熱帯低気圧」「温帯低気圧」のいずれかが発生している



【NO SUSPECT AREAS

熱帯低気圧発生の疑わしい区域は存在しない


TD|TS|TY|STYの記号について

こちらは台風の勢力を記号化しています。

TDTropical Depression熱帯低気圧(最大風速11m/s以上)
TSTropical Storm台風(最大風速17m/s以上)
TYTyphoon強い台風(最大風速32m/s以上)
STYSuper Typhoonスーパー台風(最大風速67m/s以上)

スポンサーリンク

台風に発達する可能性のある熱帯低気圧が確認できた場合は、状況に応じた記号で図に記載されることになります。

例として、台風12号の発生時の画像は以下の通りです。

▼2023年8月29日11時30分(日本時間)の画像 ↓画像内に黄色い「94w」という記載

▼2023年8月30日3時(日本時間)の画像 赤い「94w」に変わる

スポンサーリンク

▼2023年8月30日13時(日本時間)の画像 赤い「TD11W」に変わる

▼2023年8月31日15時(日本時間)の画像 赤い「TS11W(KIROGI)」に変わる

※図内時刻は協定世界時(UTC)なので、日本時間にする場合は+9時間します。

スポンサーリンク

上記「2023年8月29日11時30分(日本時間)」の画像内、

黄色い「94w」について、時間が経過するごとに

赤い「94w」
・赤い「↑TD11W」
・赤い「↑TS11W(KIROGI)」

に変わっていますね。

図内の記号の意味は以下の通りです。

【黄色の円|LOW

TC development unlikely within 24 hours

監視対象ではあるものの、今後24時間以内に発達する可能性は低い
※監視対象だが発達の可能性はまだ低く、消失の可能性もある

【オレンジの円|MIDIUM

TC development unlikely. but expected to occur beyond 24 hours

監視対象であり、今後24時間以内に発達する可能性も高まってはいるが、発達するにはおそらく24時間以上かかりそうなもの
※黄色の円(LOW)よりも発達の可能性が高まっている


赤色の円|HIGH】

TC development likely within 24 hours(Reference TCFA)

監視対象であり、今後24時間以内に発達すると予測されるか、もしくはすでに発達が始まっているがまだ台風警報を出す基準には達していないもの


青色の円|SUB TROPICAL】

Monitoring for potential transition to TC. Invest label color denotes tropical transition probability
熱帯低気圧に移行する可能性を監視。帯びさせている(黄色・橙色・赤色に着色している)ラベルの色は、熱帯低気圧への移行確率を示す


【赤い矢印】

「台風」「熱帯低気圧」「温帯低気圧」のいずれかが発生している



【NO SUSPECT AREAS

熱帯低気圧発生の疑わしい区域は存在しない

スポンサーリンク

TD|TS|TY|STYの記号について

こちらは台風の勢力を記号化しています。

TDTropical Depression熱帯低気圧(最大風速11m/s以上)
TSTropical Storm台風(最大風速17m/s以上)
TYTyphoon強い台風(最大風速32m/s以上)
STYSuper Typhoonスーパー台風(最大風速67m/s以上)

つまり、

  • 「24時間以内に発達する可能性の低い」低気圧
  • 「24時間以内に発達する可能性の高い」低気圧
  • 熱帯低気圧
  • 台風12号 キロギーが発生

という状況を表しています。

※日本と海外で台風の号数(数字)がズレている場合があるので、台風名や位置で確認します。
(カウントする台風が異なる場合がある)

このように、台風に発達しそうな熱帯低気圧(台風のたまご)があった場合には、状況に応じた記号で図に記載されることになります。

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月|最新ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)情報

続いては、世界で一番気象予報が当たると言われているヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)を見てみましょう。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は台風について、まだ何も発表していません。

▼2023年9月22日9時(日本時間)の平均海面気圧と風速予想 天気図 ※2023年9月22日10時更新

※図内時刻は協定世界時(UTC)なので、日本時間にする場合は+9時間します。

西日本に広く低気圧がかかっているのが確認できます。

広い範囲で天気が荒れて雨が降る見込みですが、

現時点で、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は台風についての情報を発表していません。

それでは、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が出している、この先1週間の予測を見ていきましょう。

スポンサーリンク

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月|Windy/ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)最新10日間予想

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のサイトでこの先の予測を見ていってもいいのですが、少し見にくいのが難点です。

そこで、筆者はWindyという、チェコの企業が運営しているサービスを利用します。

Windyは、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が利用している天気予想モデル(その名もECMWFモデル)から計算されたデータをアニメーションで見ることができるのです。

筆者は視覚的に分かりやすいこのWindyが好きで、まずはじめに確認しています!

筆者

筆者

まずは、Windyにある「ハリケーントラッカー」で台風情報を見てみましょう。※2023年9月22日10時更新

こちらでも、西日本に広く低気圧がかかっていることが確認できますが、

現時点では、日本近海に特に台風もしくは台風のたまごになりそうなものは見つかりませんでいた。

スポンサーリンク

では、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予測データを、時系列を進めながら今後の予想を見ていきましょう。


※2023年9月22日10時更新
※常にデータは書き換えられているので、筆者が確認した時点とはアニメーションが違う可能性があります。

画面下の再生ボタンを押すと、時系列が進んでいきます。

日本の気象庁は最大風速が17m/s(34kt)以上の熱帯低気圧を「台風」と呼びますので、アニメーション内の赤~赤紫のかたまりは「台風の可能性がある」熱帯低気圧となります。

日本列島を大荒れの天気に包み込んだ低気圧も東へ移動しています。

来週頭は西日本が、週末は北海道以外が低気圧に包まれているので、また天気が崩れるかもしれません。

しかし、「台風のたまご」もしくは「台風」といえるほど発達しそうな低気圧は確認できません。

スポンサーリンク

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月|NOAA(アメリカ海洋大気庁)最新進路予想情報

今度は、NOAA(アメリカ海洋大気庁)が「GFSモデル」という数値予測モデルを使って予想した天気図を見てみましょう。

※2023年9月22日10時確認

この「GFSモデル」のデータもWindy上で切り替えて見ることができます。(10日先までの予測)


▼GFSモデルに切り替えたWindy画面

向こう3日程の予測はヨーロッパ中期予報センター「ECMWFモデル」と変わりありませんが、

NOAA(アメリカ海洋大気庁)の「GFSモデル」では、9月29日~30日にかけて、九州から西日本の南を日本列島と平行に北東へ進む低気圧と、10月1日頃の日本の南海上に円状の低気圧が確認できます。

どちらも「台風のたまご」もしくは「台風」に発達するかもしれない可能性がありますね。

▼2023年10月1日11時(日本時間)の予測 ※2023年9月22日10時更新

10月1日頃に日本の南海上に確認できる低気圧の最大瞬間風速は32kt

34kt以上で台風と定義されるので、北上する間に勢力を増す可能性もあるので絶妙な大きさですね。

このあと西日本~関東に上陸しそうですが、この熱帯低気圧がどう進むのか気になります。

スポンサーリンク

実は、NOAA(アメリカ海洋大気庁)の「GFSモデル」は、最大16日先の気象予報が可能という特徴があります(Windyでは10日後までしか確認できない)。

NOAA(アメリカ海洋大気庁)のサイト上に掲載されている天気図で、ECMWFモデルでは予測できない10日後以降の予想天気図を見てみましょう。

「ECMWFモデル」と「GFSモデル」は中長期の予測を確認するのに便利です。

▼2023年10月7日3時(日本時間)の予想天気図 ※2023年9月22日10時更新

※図内時刻は協定世界時(UTC)なので、日本時間にする場合は+9時間します。

日本列島の南海上に発生している「台風のたまご」もしくは「台風」と言えそうな熱帯低気圧は、関東付近に近づきますが、進路を北東へ変えて過ぎ去っていきます。

どちらの低気圧も、日本に影響を与えるかは微妙ですが、台風になれば台風14号、15号ということになります。

現時点のNOAA(アメリカ海洋大気庁)の「GFSモデル」が予測する9月下旬から10月上旬にかけての時期は、台風が発生する可能性が高いとみているようですね。

スポンサーリンク

ちなみに、windyで確認できなかった10日後以降のNOAA(アメリカ海洋大気庁)GFSモデルを、GIFアニメーションにしたものもあったので確認してみます。※2023年9月22日10時更新

出典:usajpn.com

最新の情報に更新されていないようで、現在NOAA(アメリカ海洋大気庁)のサイト上で掲載されている予測と少しズレが見受けられますが、「10月上旬に日本に接近する台風が発生する」という予測のイメージがしやすいかと。

スポンサーリンク

とはいえ、7日先より未来の予測の精度はかなり低く、常に大幅に変わりますので、今のところは何とも言えないという感じでしょうか。

また、NOAA(アメリカ海洋大気庁)のGFSモデルのスーパーコンピューターは、低気圧を強めに計算する傾向があるようで

“他の数値予報センターより極端な予想になりやすい”

と話す気象予報士もいます。

それぞれの数値予報センターで予想のクセがあるんですね。

筆者

筆者

昨日確認した予測と比べても違っているので、本当に予測は日々大きく変わっていきます。

複数の数値予測モデル」で「7日以内の予測」を確認した際、同じように「台風と思われる低気圧情報」が出てきたら、注意して早め早めにチェックはしておきたいところですね。

ということで、10日先までの間の「ECMWFモデル・GFSモデル」の予測を見比べるには、Windyが最適です。

スポンサーリンク

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月最新情報|気象庁の予想

ここからは、日本の数値予報センターの情報を見てみましょう。

気象庁はどうでしょうか。

※2023年9月22日10時更新

気象庁は現在、台風に関しての情報を発表していません。

気象庁が出している48時間予想天気図の、一番先付の日付のものを見てみます。

「台風のたまご」もしくは「台風」といえるほど発達しそうな低気圧は確認できません。

【台風の定義

・熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼ぶ。
・熱帯低気圧のうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在する
・なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34kt、風力8)以上のもの

以上の条件を満たすものを「台風」と呼びます。(参考:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp))

ちなみに、最大風速が上記の通りでも、熱帯低気圧が北西太平洋や南シナ海以外に存在する場合、台風ではなく位置や風速によって「ハリケーン」「サイクロン」と呼ばれます。

台風のたまごとは?

今後台風になる可能性がある熱帯低気圧のことを指す。

スポンサーリンク

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など最新情報|日本気象協会の予想

続いては、日本最大の民間気象会社である

「日本気象協会」が運営する天気予報サイト「tenki.jp」の予想天気図を見てみましょう。

日本気象協会は現在、台風に関しての情報を発表していません。

tenki.jpに記載されている72時間予想天気図は以下になります。※2023年9月22日10時更新

日本の南海上に広い熱帯低気圧が記載されています。

NOAA(アメリカ海洋大気庁)GFSモデルでは、この熱帯低気圧が「台風のたまご」もしくは「台風」といえそうなほどに発達して日本に接近すると予測しています。

動向に注目ですね。

その他、日本全国の9月22日の天気予報は以下の通りです。

きょうは、東日本や西日本で雨のところがあるでしょう。北陸から九州は午前を中心に雨になりそうです。前線に近い、関東、四国、沖縄は雨が降ったりやんだりでしょう。カミナリが鳴るところもありそうです。東北は午後から晴れるでしょう。北海道は朝と夜は雲が多くなりますが、日中は晴れそうです。最高気温は平年並みか高いでしょう。東海から沖縄で真夏日になりそうです。

tenki.jp

【台風の定義

・熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼ぶ。
・熱帯低気圧のうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在する
・なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34kt、風力8)以上のもの

以上の条件を満たすものを「台風」と呼びます。(参考:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp))

ちなみに、最大風速が上記の通りでも、熱帯低気圧が北西太平洋や南シナ海以外に存在する場合、台風ではなく位置や風速によって「ハリケーン」「サイクロン」と呼ばれます。

台風のたまごとは?

今後台風になる可能性がある熱帯低気圧のことを指す。

スポンサーリンク

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など|各数値予報センターの精度について

  • ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は世界で一番天気予報が当たる
  • NOAA(アメリカ海洋大気庁)はちょっとクセ強

など、数値予報センターの話をしてきましたが、

これだけいろいろあると「どの予測を信じたらいいの!?」と疑問に感じる思います。

参考として、気象庁が発表している「台風進路予報誤差国際比較」という表を見てみましょう。

出典:台風進路予報における数値予報の課題

略称は各国の気象・水文機関、研究所

BoM:オーストラリア、CPTEC:ブラジル、CMA:中国、CMC:カナダ、DWD:ドイツ、 ECMWF:欧州中期予報センター、 Meteo France:フランス、JMA:日本、KMA:韓国、NCEP:アメリカ、NRL:アメリカ(海軍研 究所)、UKMO:イギリス

こちらは「全球モデル」という地球全体を予測するモデル内での比較表なので、領域を限定したGFSモデルを利用しているNOAA(アメリカ海洋大気庁)などは入っていないのですが、

  • 気象庁
  • ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

上記2つについては比較できます。

やはり、断トツで精度が高いのは「ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)」になっていますね。

「気象庁は1996年以降、世界トップクラスの精度を維持しているが、近年はECMWFを中心に引き離されている」と資料本文中にもありましたが、ECMWFは22の加盟国と12の協力国で構成されていて、その国々との共同機関で計算した数値予報を出しているので、より精度が高いようですね。

とはいえ、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が絶対という訳ではなく、気象庁やNOAA、米軍などの予測が当たることもあります。

様々な数値予報センターの予想を見比べて、複数モデルで同じ予想をしている場合は信頼度が高い、と考えると良いと思われます。

何か1つを鵜呑みにするのではなく、比較が大事ですね。

スポンサーリンク

台風の名前の付け方について

台風が発生した際に「台風〇号」という名前と一緒に、聞きなれない名前がついているかと思うのですが、あちらは、あらかじめ用意された140個の名を順番に付けていくという決まりになってます。

平成12年(2000年)から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、同領域に共通のアジア名として、同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。

出典:気象庁|台風の番号とアジア名の付け方 (jma.go.jp)

提案した国と地域呼名片仮名読み意味
1カンボジアDamreyダムレイ
2中国Haikuiハイクイイソギンチャク
3北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Kirogiキロギーがん(雁)
4香港Yun-yeungインニョンカモの一種(オシドリ)。香港で人気のある飲み物の名前。
5日本Koinuコイヌこいぬ座、小犬
6ラオスBolavenボラヴェン高原の名前
7マカオSanbaサンバマカオの名所
8マレーシアJelawatジェラワット淡水魚の名前
9ミクロネシアEwiniarイーウィニャ嵐の神
10フィリピンMaliksiマリクシ速い
11韓国Gaemiケーミーあり(蟻)
12タイPrapiroonプラピルーン雨の神
13米国Mariaマリア女性の名前
14ベトナムSon-Tinhソンティンベトナム神話の山の神
15カンボジアAmpilアンピルタマリンド
16中国Wukongウーコン(孫)悟空
17北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Jongdariジョンダリひばり
18香港Shanshanサンサン少女の名前
19日本Yagiヤギやぎ座、山羊
20ラオスLeepiリーピラオス南部の滝の名前
21マカオBebincaバビンカプリン
22マレーシアPulasanプラサン果物の名前
23ミクロネシアSoulikソーリック伝統的な部族長の称号
24フィリピンCimaronシマロン野生の牛
25韓国Jebiチェービーつばめ(燕)
26タイKrathonクラトーン果物の名前、サントル
27米国Barijatバリジャット風や波の影響を受けた沿岸地域
28ベトナムTramiチャーミー花の名前
29カンボジアKong-reyコンレイ伝説の少女の名前
30中国Yinxingインシン木の名前
31北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Torajiトラジー桔梗
32香港Man-yiマンニィ海峡(現在は貯水池)の名前
33日本Usagiウサギうさぎ座、兎
34ラオスPabukパブーク淡水魚の名前
35マカオWutipウーティップちょう(蝶)
36マレーシアSepatセーパット淡水魚の名前
37ミクロネシアMunムーン6月
38フィリピンDanasダナス経験すること
39韓国Nariナーリー百合
40タイWiphaウィパー女性の名前
41米国Franciscoフランシスコ男性の名前
42ベトナムCo-mayコメイ草の名前
43カンボジアKrosaクローサ
44中国Bailuバイルー白鹿
45北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Podulポードルやなぎ
46香港Linglingレンレン少女の名前
47日本Kajikiカジキかじき座、旗魚
48ラオスNongfaノンファ池の名前
49マカオPeipahペイパー魚の名前
50マレーシアTapahターファーなまず
51ミクロネシアMitagミートク女性の名前
52フィリピンRagasaラガサ動きを速めること
53韓国Neoguriノグリーたぬき
54タイBualoiブアローイお菓子の名前
55米国Matmoマットゥモ大雨
56ベトナムHalongハーロン湾の名前
57カンボジアNakriナクリー花の名前
58中国Fengshenフンシェン風神
59北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Kalmaegiカルマエギかもめ
60香港Fung-wongフォンウォン山の名前(フェニックス)
61日本Kotoコトこと座、琴
62ラオスNokaenノケーンツバメ
63マカオPenhaペンニャマカオの名所
64マレーシアNuriヌーリオウム
65ミクロネシアSinlakuシンラコウ伝説上の女神
66フィリピンHagupitハグピートむち打つこと
67韓国Jangmiチャンミーばら
68タイMekkhalaメーカラー雷の天使
69米国Higosヒーゴスいちじく
70ベトナムBaviバービーベトナム北部の山の名前
71カンボジアMaysakメイサーク木の名前
72中国Haishenハイシェン海神
73北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Noulノウル夕焼け
74香港Dolphinドルフィン白いるか。香港を代表する動物の一つ。
75日本Kujiraクジラくじら座、鯨
76ラオスChan-homチャンホン木の名前
77マカオPeilouペイロー鳥の名前
78マレーシアNangkaナンカー果物の名前
79ミクロネシアSaudelソウデル伝説上の首長の護衛兵
80フィリピンNarraナーラ木の名前
81韓国Gaenariケナリ花の名前
82タイAtsaniアッサニー
83米国Etauアータウ嵐雲
84ベトナムBang-Langバンラン花の名前
85カンボジアKrovanhクロヴァン木の名前
86中国Dujuanドゥージェンつつじ
87北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Surigaeスリゲ鷲の名前
88香港Choi-wanチョーイワン彩雲
89日本Kogumaコグマこぐま座、小熊
90ラオスChampiチャンパー赤いジャスミン
91マカオIn-faインファ花火
92マレーシアCempakaチャンパカハーブの名前
93ミクロネシアNepartakニパルタック有名な戦士の名前
94フィリピンLupitルピート 冷酷な
95韓国Mirinaeミリネ天の川
96タイNidaニーダ女性の名前
97米国Omaisオーマイス徘徊
98ベトナムConsonコンソン歴史的な観光地の名前
99カンボジアChanthuチャンスー花の名前
100中国Dianmuディアンムー雷の母
101北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Mindulleミンドゥルたんぽぽ
102香港Lionrockライオンロック山の名前
103日本Kompasuコンパスコンパス座、円や円弧を描くためのV字型の器具
104ラオスNamtheunナムセーウン川の名前
105マカオMalouマーロウめのう(瑪瑙)
106マレーシアNyatohニヤトー木の名前
107ミクロネシアRaiライヤップ島の石の貨幣
108フィリピンMalakasマラカス強い
109韓国Megiメーギーなまず
110タイChabaチャバハイビスカス
111米国Aereアイレー
112ベトナムSongdaソングダー北西ベトナムにある川の名前
113カンボジアTrasesトローセスキツツキ
114中国Mulanムーラン花の名前
115北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Meariメアリーやまびこ
116香港Ma-onマーゴン山の名前(馬の鞍)
117日本Tokageトカゲとかげ座、蜥蜴
118ラオスHinnamnorヒンナムノー国立保護区の名前
119マカオMuifaムイファー梅の花
120マレーシアMerbokマールボック鳥の名前
121ミクロネシアNanmadolナンマドル有名な遺跡の名前
122フィリピンTalasタラス鋭さ
123韓国Noruノルーのろじか(鹿)
124タイKulapクラーばら
125米国Rokeロウキー男性の名前
126ベトナムSoncaソンカーさえずる鳥
127カンボジアNesatネサット漁師
128中国Haitangハイタン海棠
129北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)Nalgaeナルガエつばさ
130香港Banyanバンヤン木の名前
131日本Yamanekoヤマネコやまねこ座、山野にすむ猫
132ラオスPakharパカー淡水魚の名前
133マカオSanvuサンヴーさんご(珊瑚)
134マレーシアMawarマーワーばら
135ミクロネシアGucholグチョルうこん
136フィリピンTalimタリム鋭い刃先
137韓国Doksuriトクスリわし(鷲)
138タイKhanunカーヌン果物の名前、パラミツ
139米国Lanラン
140ベトナムSaolaサオラーベトナムレイヨウ

今年の台風10号の名前であった「ダムレイ」は、このリストの一番上。

平均の年間台風発生数が25個なので、5~6年かけてリストを一周してまた戻ってきたんですね。

スポンサーリンク

台風情報たまご米軍windyヨーロッパ14号など2023年9月最新情報|進路予想 あとがき

熱帯低気圧や温帯低気圧は、海上でいくつも生まれては消えていっていますが、
台風シーズン真っ只中の9月は、次々と台風が発生する可能性が高いので、早めに備えておきたいですよね。

筆者もこないだ防災リュック内を見直したら、下の子のミルクや離乳食が入っていて、
現在3歳ですし、残念ながら更に期限切れだったので、勿体ないけど破棄しました。

使えなくなっていた懐中電灯もあったし、こまめに見直さないとダメですね。

台風情報はあくまでも予測なので、大きく変更になることも充分考えられますが、

早め早めに情報を得て、必要な備えやイメージトレーニングなどをしておくといざというとき安心ですよね。

少しでもこの記事の情報がお役に立てば幸いです。

台風の備え

▼「夜の冒険」と称して近所の森に虫を探しに行くのが我が家で流行っているのですが、このライトはちょっと重いけど強力でオススメ!防災用に1つあると便利だと思います。

>>「ニュース」記事一覧

>>「映画」記事一覧

>>「テレビ」記事一覧

■2023年台風情報はこちらから

▼【八重洲鉄骨落下】事故の瞬間を捉えた動画、ライブカメラ映像について

>>【鉄骨落下事故】ゼネコン建設会社名は?日本橋八重洲 大規模再開発 工事現場
>>【八重洲東京鉄骨落下】事故原因の最新情報 同業者の意見|現場で働く方のネットの声まとめ(日本橋)

スポンサーリンク

Amazonタイムセール

耳を塞がない新発想ワイヤレスイヤホンが75%オフ

<最新記事>

スポンサーリンク

▼ジブリ最新作「君たちはどう生きるか」について

スポンサーリンク
Loading...
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA