「ジュラシック」シリーズ最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(原題:ジュラシック・ワールド/ドミニオン)が、2022年7月29日(金)日本公開決定!
一足先に公開となっている海外の反応や評価、感想をまとめてみました!
新旧の主要キャラが一堂に会したことを喜ぶ往年のファンや、ご都合主義で内容の薄いストーリーや、恐竜映画ではなくもはやイナゴ映画と化していることへの酷評など、皆さん30年近くにも及ぶジュラシックシリーズに思い入れがある分、賛否両論どちらのレビューも熱量高いですね!
「ジュラシックワールド3/新たなる支配者」海外の反応・評価・感想
IMDb(Internet Movie Database)の総評価
海外の反応については、世界的なデータベースである「IMDb」で見ていくことにします。
IMDbとは、【Internet Movie Database=インターネット・ムービー・データベース】の略で、世界中どこからでも閲覧できる、映画・テレビ番組・俳優など出演者・およびビデオゲームに関する情報サイト。
Amazonが提供していてプライムビデオリンクもあるのでとても便利です!
そのIMDbでの「ジュラシックワールド3/新たなる支配者(原題:ジュラシックワールド/ドミニオン)」の評価を見て見ましょう。
>>IMDb(Internet Movie Database)を見てみる
出典:IMDb(Internet Movie Database)
全体評価は5.7(10点満点中)
6点を付けた方が全体の21.7%と最も多く、
【高評価】8~10点を付けた方が21.3%
【中評価】5~7点を付けた方が55.7%
【低評価】1~4点を付けた方が23%
となっています。
4~6点を付けた方が一番多く、高評価と低評価の割合がほぼ同等。
歴代の「ジュラシックワールドシリーズ」を見てみると
と、回を重ねる度に評価が低くなっています。
IMDb(Internet Movie Database)の高評価・低評価の代表的な意見
高評価をつける方は、下記の点を評価した声が多くありました。
- これまでの主要キャラが一堂に会したことなど、歴代のジュラシックシリーズファンを喜ばせる展開
- 恐竜を描く技術や、恐竜エンタメ映画としてのスリリングな展開
- 進化や共存をテーマに、生態系に切り込んで未来の地球に対して問題提起をしている点
一方、低評価をつける方には、下記の感想が多かったです。
- 過去作の焼き直しで新鮮味のない話の構成
- ご都合主義に終始してツッコミどころ満載のストーリーになり、内容も薄い。
- 旧作キャラを集客目的で無理矢理入れ込んでいると感じられる
- 恐竜メインではない生態系の話になってしまっている点(もはやイナゴ主役)
特徴的なのは、以下の点。
- ★の数は少なくないが、レビュー内容は低評価というレビューが目立つ
- 「役に立った」投票をされているレビューのほとんどが【低評価】をつけているレビュー
総評価に表れている以上に、水面下には「この映画は面白くなかった」と感じている【低評価層】が多くいるということの表れですね。
次からは、高評価・低評価の代表的なレビューをそれぞれ見てみましょう!
IMDb(Internet Movie Database) 高評価レビュー
※英文レビューを翻訳サイトで日本語変換したものを記載しています。題名をクリックすると原文レビューが表示されます。
とても楽しい! (★10/10点)
私はこの映画のすべての部分が大好きです。しかし、その後、ノンストップのアクション、チェイス、サスペンスが展開されました。
私にとっては、この映画は以下の点で非常に高得点でした。
・昔の登場人物を再び登場させ、彼らが今何をしているかを見せてくれたこと、さらに、感動的なシーンがいくつかあったこと(あちこちで決まり文句があるかもしれませんが、大げさなものではありません)。
・新キャラクター(ジュラシック・ワールドシリーズ)に焦点を当て、旧キャラクターとうまく融合させ、スクリーンタイムを共有し、ジョークを交わすことができた。
・怖くて飛び上がった(少なくとも3回)。
自分がその場にいるような錯覚に陥るようなクレイジーな追跡劇や恐竜との遭遇が何度もあり、壮大なカメラショットで脳が完全に凍りつく中、常に緊張した気分でいられた。
おそらく、この映画に低い点数をつけた人たちは、この映画を何か別のものと勘違いしているのでしょう。ジュラシック・ワールドの映画なのだから、映画体験を楽しむために行くのであって、複雑なストーリーテリングやキャラクター展開を非現実的に期待する必要はないのだ。
マイケル・ベイのトランスフォーマー映画を覚えていますか?それくらい面白いんです。恐竜がたくさん出てくるし(新旧)、戦いや追いかけっこもあるし、アクションもあるし、最高です。これ以上望むものはないでしょう?私にとっては全作品の中で最高の映画です。
これはすごかった。遺伝子の面では薄っぺらいかもしれないが、生態の面ではこの映画は強烈なインパクトを与える。進化の美しさと共存の重要性を描いているところがすごい。
共存とは、人類が地球上の他の生物とバランスを取り、世界を脅かす諸問題を防ぐために必要なことです。
この映画については否定的なレビューが多いようですが、私が言いたいのは、この映画は本当に厳しいメッセージを伝えているということです。スーパーヒーローもののような娯楽映画とは違う、真のSF映画なのです。単なる映画ではなく、感動を与えてくれる。
絶対に気に入った。 (★10/10点)
「ジュラシック・パーク」の大ファンです。
ストーリーラインと、過去と新しいキャラクターをうまく結びつけているところが大好きです。この映画に新しい次元を加えながら、すべての前作から少しずつ持ち出してきたのは見事だった。
映画館で見る価値のある素晴らしい作品です。
すべてのキャラクターがフィナーレの対決のために戻ってくるということは、映画がいかに素晴らしいか、そしてファンがいかに素晴らしいかを示している。
みんなの不満はよくわからないけど、私は好きでした。 (★8/10点)
旧キャストと新キャストの出会い。それだけでも入場する価値がありました。良い悪役、良いヒーロー、良いアクションシーン、良いエンディングシーンがほとんどです。
このまま次の時代の生き物も追加していってほしいところです。人類が恐竜と定期的に共存するようになったのなら、マンモスやサーベルタイガーなどを追加してもいいかもしれない。
もしかしたら、今話題の地球温暖化で氷河期が来て、種族が入れ替わるだけでなく、世界の終わりみたいな映画も出てくるかもしれない……。私はそれを見てみたい。
ジュラシック・パークと紀元前10,000年、2012年の出会い。
他の多くの長寿作品と同じように、このような作品のためにメンバーが再結集するのだろう。
IMDb(Internet Movie Database) 低評価レビュー
『ジュラシック・パーク』の映画を観るとき、私が何よりも求めるのは、クールな環境の中で超リアルな恐竜たちが、自然の生息地で戯れ、縄張りを守り、他の恐竜たちと覇権を争い、人間を狩る姿を見ることである。
ブラキオサウルスが登場する冒頭の島のシーンから、暴風雨の中で姿を現すTレックスまで、初代『ジュラシック・パーク』では恐竜が前面に押し出され、壮大さと畏怖の念を抱かせる。島を脱出するための計画も含め、恐竜は重要な存在であり、他のものはすべて周辺的なものだった。私たちは皆、T-レックスをもう一度見たい、ラプトルがどこに潜んでいるのか知りたい、と思っていたのです。
それが第1作目だった。さて、この第6作目では、恐竜は映画内のすべてのテレビ画面で見られる商品化された商品に追いやられただけでなく、重要性という点では人間や遺伝学、さらには突然変異したイナゴよりも降格させられてしまっている。
2時間半の映画では、恐竜はその半分近くを占めると思われるが、人間の登場人物すべてと比較して、スクリーンタイムが淡白である。
その代わりに監督は、強引なやりとりや正直うんざりするような台詞でレガシーキャラクターのカメオ出演を挿入しようとし、ジュラシックパークシリーズの本当の意味である恐竜への畏怖からフォーカスを逸らしてしまっている。不思議さはもうない。
シリーズへの敬意と、大好きな恐竜たちが限定的に登場することを考慮して星6つとしたが、監督がそもそもジュラシック・パークを特別なものにしていたことを忘れてしまったのは悲しいことだ
申し訳ないけど、最悪でした (★5/10点)
この映画を観に行く前に(孫がこのシリーズの映画に夢中なので)、ある新聞の批評を読みました。それは熱狂的なものではなかったが、肯定的なものだった。残念なことに、これはひどいものです。
他の人はすでに私が問題だと思っていることについて話しています。
確かに、これは頭空っぽの夏映画だが、それでも、ある程度真剣に考えればできたはずだ。3分おきに新しい恐竜が襲ってきて、ヴェロキラプトルは時速50マイルで走り、疲れも見せず、ずっとそこにしがみついていたのだ。
人間も何度も襲われるのに、疲れを見せない。
また、誰一人として傷を見なかった。
でも一番良かったのは、世界を飢えから救うことを前提にした、恐竜の赤ちゃんとその母親との約束。
みんながちょうどいいところに現れるという偶然もさることながら。
なぜあの施設に簡単に入れたのか、いまだに理解できない。
オリジナルキャストの再登場も、ジェフ・ゴールドブラムの皮肉以外、何の役にも立たなかった。とにかく、すべて言い尽くされている。これは駄作だ。
我慢できない (★1/10点)
この映画は絶対に嫌いだ…
興行収入のための餌として使われるレガシーなキャラクター、信じられないほど長い上映時間を耐えられないものにする恐ろしいプロット。
役者に落ち度はなく、映像も良い(さすがにこれだけ金のかかった映画)、しかし脚本は最悪、「壮大な完結編」はとても完結編とは言えない、主要な問題は解決されておらず、前作で間違っていたことがこの映画ではそのまま昇華されている。
絶対に酷い映画、見ないほうが良い。
恐竜がたくさん出てくるけど、恐竜映画ではない映画。 (★3/10点)
私はジュラシック・パークの大ファンです。新シリーズのワールドはあまり良くなかったが、恐竜が主役の下りもあり、それなりに楽しめた。
ドミニオンを楽しみにしていましたが、残念ながら3作目にして最終作となる本作は、その期待に応えられず、おそらく最悪の出来栄えとなってしまった。
詳細は述べないが、恐竜が出てくる映画を録画したかったのに、その背後にある本質を失ってしまったかのような感じだ。この映画には多くの恐竜が登場し、複数の種があるが、行き当たりばったり感、プロットの貧弱さ、監督の心のなさが、この作品を忘れさせるものになっている。
我慢できない (★1/10点)
この映画は絶対に嫌いだ…
興行収入のための餌として使われるレガシーなキャラクター、信じられないほど長い上映時間を耐えられないものにする恐ろしいプロット。
役者に落ち度はなく、映像も良い(さすがにこれだけ金のかかった映画)、しかし脚本は最悪、「壮大な完結編」はとても完結編とは言えない、主要な問題は解決されておらず、前作で間違っていたことがこの映画ではそのまま昇華されている。
絶対に酷い映画、見ないほうが良い。
「ジュラシックワールド3/新たなる支配者」海外の反応/評価/感想|もはやイナゴ映画の声も まとめ
【高評価の主な意見】
・恐竜たちが最新の技術で圧倒的なスケールで表現されている
・過去作品のキャラが再登場し、新旧のキャラが融合してストーリーが進む点
・進化や共存をテーマに、生態系に切り込んで未来の地球に対して問題提起をしている点
【低評価の主な意見】
・過去作の焼き直しのプロット、旧作キャラを集客目的で無理矢理入れ込んでいる、ご都合主義に終始しているなどの理由で、ツッコミどころ満載のストーリーになり、内容も薄い。
・恐竜メインではない生態系の話になってしまっている点(もはやイナゴ主役)
こうやって高評価・低評価のレビューを並べてみると、
ジュラシックワールドシリーズに何を求めるか
によって、評価が分かれている気がしますね。
「ジュラシックワールド3/新たなる支配者」が公開されたら真っ先に見に行って、自分はどう感じるか確かめてみたいと思います!
「ワールド」シリーズに驚くべき結末が…。 (★10/10点)
個人的には、この最終章はすごい出来だと思いました。
実写の恐竜も、CGIの恐竜も、本当にすごかったです。どれもリアルに見えました。この映画はまた、実写のパペット版恐竜のシーンが最も多く、他のどの映画よりも恐竜のシーンが多かったです。
恐竜に関するストーリーが「ない」という不満を持つレビューが多いようですが、それは全くもって事実ではありません。重要でないいくつかの物語からなるストーリーがあり、それが最終幕ですべての登場人物を一つにまとめているのです。
しかし、1993年の初代『ジュラシック・パーク』以来、私たちが目にし、研究してきたこれらの恐竜について、ストーリーテラーたちはいったいどれだけのことを教えてくれるのだろうか?私たちは、彼らがどのように作られ、この29年間でどのように進化してきたかを知っています。
最後に… この映画は、視覚的に素晴らしく、怖く、そして美しくまとまっていました。
ストーリーは、それぞれのキャラクターにとって素晴らしいものでした。
約30年にわたる素晴らしいシリーズの、美しいエンディングです。
このシリーズを次はどこに持っていくのか、とても楽しみです。今後5年間は、新しいストーリーと新しいキャラクターを続けて欲しいですね。
もしあなたがジュラシック映画のファンなら…このアクション満載、恐竜満載のフィナーレを絶対に気に入るはずだ!
映画館で、そして大きなスクリーンで観れば、きっと満足することでしょう。
今晩はIMAXで映画を観ました。