「BLUE GIANT」So Blueの若い観客女性はアオイちゃん!雪祈とは再会できたのか?

「BLUE GIANT」ピアノ アオイちゃん
スポンサーリンク

※本ページはプロモーションが含まれています

「音が聴こえる漫画」として、各方面から大絶賛の「BLUE GIANT」(石塚真一原作コミック)

2023/2/17にアニメ映画も公開されましたが、主人公達の「So Blue(ソーブルー)」でのライブを見る観客の中に、見慣れない若い女性がいましたよね。

雪祈を「雪ちゃん」と呼ぶ女性は、「アオイちゃん」です。

  • アオイちゃんとは誰なのか?
  • 雪祈との関係は?再会できた?

をまとめました!

ここから先は「BLUE GIANT」全10巻、映画「BLUE GIANT」の内容を含みますので、未読・未鑑賞の方はネタバレにご注意ください。

映画「BLUE GIANT」雪祈とアオイちゃん

アオイちゃんとは誰なのか?

アオイちゃんは、雪祈の母親が営んでいたピアノ教室に通っていた、雪祈より2つ年上の女の子です。

他の生徒よりもズバ抜けてピアノが上手で、何より幼い雪祈はアオイちゃんが

「どの生徒よりも楽しそうにピアノを弾くこと」に驚き、その姿から、

「音楽=楽しい」ということを知った、と大達に話しています。

『BLUE GIANT』5巻 石塚真一/小学館

しかしある晩、突然雪祈の家を訪ねてきて「今から遠くに行くから挨拶に来た」と。

夜逃げかは定かじゃないけど、幼い雪祈にも「何か重大なことが起こったんだ」と分かる只ならぬ雰囲気でした。

その時、雪祈の母親はアオイちゃんの手を握って「ピアノ続けてね」と言いました。

「きっと無理なのだろうとは分かっていたけど、強い願いを込めて母はそう言ったのだと思う」と雪祈は振り返っています。

映画では、地下鉄で3人一緒に移動している時に話していましたね。

例え才能があったとしても「音楽を続けられる環境」は誰にでも与えられる訳ではない。
「音楽を続けるには条件がある」「そのためには勝たなくてはいけない」

それが、雪祈の原動力。

同時に雪祈は、アオイちゃんがピアノを続けてくれている事を願いながら、

「音楽は楽しいものだと教えてくれた彼女の分まで、全力で音楽に向き合って高みを目指そう」という気持ちで戦っていました。

スポンサーリンク

大人になったアオイちゃん

そして、日本におけるジャズの最高峰である「So Blue」でJASS初ライブの日、アオイちゃんは観客席にいました。

「大注目の若手ジャズピアニスト」として活躍する雪祈がバンドを組んでライブをするということを知り、人知れず見に来ていたのでしょう。

しかし、雪祈は直前の事故で重傷を負います。

満身創痍ながらアンコールで登場した雪祈を見て「雪ちゃん…」と涙を流すアオイちゃん。

ライブ中は、グラスの氷に映るプレイヤーの様子や楽器が宇宙や星に繋がるなどの「音を表現した抽象的な映像」が差し込まれているのですが、その中でグラスに雪祈の演奏する姿が映り、それが反転して幼少期の雪祈とアオイちゃんが並んでピアノを弾いている姿が描写されています。

雪祈に「音楽は楽しいもの」ということを教えてくれた、原点とも言えるアオイちゃんとの思い出、グッとくるシーンですよね。

映画には雪祈とアオイちゃんの描写はありませんが、漫画には雪祈とアオイちゃんの再会のシーンがより感動的に描かれています。

スポンサーリンク

漫画「BLUE GIANT」雪祈とアオイちゃんの再会シーン

漫画では、雪祈とアオイちゃんの再会のシーンが描かれています。

「So Blue」の平から痛烈な指摘を受けた雪祈は、壁にぶつかります。

常に頭で考えてプレイしてしまう雪祈は「内臓をひっくり返すような、自分をさらけ出すソロ」の領域にどうしても到達できません。

「JASS」は精力的にライブを行い、着実にお客さんが増えていきますが、雪祈は「殻を打ち破れそうで打ち破れない」もどかしい状況が続きます。

そんなある日のライブ中、雪祈は観客の中にいるアオイちゃんに気づきます。

『ああ・・・そうだ。』

「アオイちゃんの存在」を認識すると同時に、雪祈は「音楽は楽しいものだ」というアオイちゃんが教えてくれた大切なことに気づきます。

ライブ後に久しぶりに再会を果たした2人。
涙を堪えてアオイちゃんを見る雪祈は「お久しぶり、雪ちゃん。覚えていないと思うけど—」という言葉を遮って、「お久しぶりです、アオイちゃん」と泣き顔を見せないために深々と頭を下げる。

「私ね、ピアノ続けてたんだ」という言葉に、

「音楽やってて良かったです・・・」
「音楽やっててくれて、良かったです・・・」

と思いを噛み締めながらアオイちゃんに伝えました。

『BLUE GIANT』9巻 石塚真一/小学館
スポンサーリンク

この短いセリフの中に、

「アオイちゃんにピアノを続けていて欲しい」という願い
「音楽を続けていたら、いつかアオイちゃんに届くかもしれない」という希望
「音楽を続けて来た」努力の日々

全てが報われ、「音楽ができる幸せ」「音楽を楽しむ気持ち」を取り戻せたことへの感謝が詰まっている気がしますね。

読んでて本当に良かったと、心から感動するシーンでした。

スポンサーリンク
Loading...
カテゴリー:
関連記事

1 件のコメント

  1. つまらないという人は、基本的になんでも否定するんだろう。
    そもそも原作のファンじゃない人が評価するのはどうなのか?。原作を知らなきゃそういう評価になるのかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA