「BLUE GIANT」大と雪祈の再会がアツい!最新本誌あらすじをネタバレ解説

アルトサックスプレーヤー「BLUE GIANT」
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「音が聴こえる漫画」として、各方面から大絶賛の「BLUE GIANT」(石塚真一原作コミック)

アニメ映画化もされて、リピーター続出で大ヒット上映中です。

原作ファンも映画で初めて今作を知った方も、

大と雪祈はその後再会できたのか?

という点は、同じく気になるところじゃないでしょうか。

原作で描かれている内容から考察した、沢辺雪祈(サワベユキノリ)のその後をまとめた記事

そして、とうとう『BLUE GIANT EXPLORER』が掲載されている「ビッグコミック」3月10日発売号で、大と雪祈の再会が描かれています!

映画上映中に本誌で2人の再会を持ってくるなんて、素晴らしいタイミング。

単行本派だった筆者も思わず本誌を購入し、思わず泣いてしまったそのあらすじをネタバレも含めて解説していきます。

ここから先は「BLUE GIANT」全10巻、その後続く「BLUE GIANT SUPREME 」「BLUE GIANT EXPLORER 」「ビッグコミック」3月10日発売号のネタバレを含む部分があるのでご注意ください。

大と雪祈の再会が描かれた第9巻が2024/2/29にコミックスで発売されました!

【ビッグコミック本誌】ボストンでの大と雪祈の動向

ビッグコミック本誌での大と雪祈の動向について、おさらい。

ヨーロッパから帰国した際に玉田に会い、雪祈はアメリカの学校で作曲の勉強をしていると教えられていた大。

雪祈はボストンのバークリー大学にいるとのこと。

『BLUE GIANT EXPLORER (1)』より

2023年2月10日発売 ビッグコミック4号(66話) 大はボストンに

アメリカに向かいトリオバンドを結成し、そして2023年2月10日発売のビッグコミック4号(66話)では、ついに大のバンドは雪祈のいるボストンに!

【66話 あらすじ】
ボストンに向かう道中、大の様子がおかしいことにメンバーは気づき、理由を尋ねられて共有します。

ボストンに着いても、気まずさや後ろめたさから大は雪祈に連絡を取りませんでした。
この街に雪祈がいると考えて、心ここにあらずで過ごします。
ライブの観客に雪祈の姿を探し、バンドメンバーからは「片思いのガキのようだ」とからかわれるほど。
ボストンでの大のライブ初日、雪祈は会場内には現れませんでしたが、店の前のイベント告知を見る雪祈の後ろ姿が。

大が来ていることを雪祈はしっかり確認していました。

2023年2月10日発売 ビッグコミック5号(67話) 雪祈のキャンパスライフ

ついにアメリカにいる雪祈のキャンパスライフが描かれました!

【67話 あらすじ】

ライブに雪祈が来なかったことを気にして考えている大に、大のファンのアジア人が話しかける。
バークリー音大でジャズを学ぶ韓国人ファンの彼に「サワベ」という日本人を知らないか?と尋ねるなど、頭の中は雪祈のことでいっぱいの大。
「知らないけど、日本人の知り合いに確認してみようか?」と提案するファンの彼の申し出を、大は断ります。

雪祈のキャンパスライフの様子。
バークリー大学の作曲科で学ぶ雪祈は、煩わしい人間関係を避けて1人で行動していて「人嫌いの日本人」と周囲から思われているよう。
食堂で相席した女性に右手のことを聞かれ「ただの事故。それだけ」と答えるなど、冷淡な対応を取っています。

雪祈と相席する女性に、友人と思われる男性が「リサイタルのピアニストが体調不良でキャンセルになったが、他に誰かいないか?」と声をかけてきて、雪祈は席を離れる。

その場に残された2人は雪祈のことを「右手が動かない日本人」「左手でもすごいプレーをする」など噂をし、雪祈が周囲の興味を引いていることが分かります。

その後、ピアノを前に左手で演奏している雪祈は、イメージ通りの音を再現できているにも関わらず、表情は悲しみの色を増していく…。

雪祈が久々に登場!
傍目から見ても事故の痕跡が色濃く残る右手を必要以上に詮索されないように、周囲とは距離を取って接しているようですね。

「ピアニストのピンチヒッターを探している」という話に、両手で思う存分に自分のピアノを出し切れた「So Blue」でのライブを思い出して悲しみの表情を浮かべる雪祈を見ていると切ないですね。

1本連絡さえすればいいと分かっていながらも、自分と雪祈の状況を考えて何て声をかけていいか分からない複雑な大の気持ちも分かります。

そして、次の話で大と雪祈はとうとう再会を果たします!

【ビッグコミック本誌】大と雪祈の感動の再会

2023年3月10日発売 ビッグコミック6号(68話) 遂に大と雪祈が再会!

【68話 あらすじ】

部屋で作曲をする雪祈に、ルームメイトが「今日の自分のライブに来てくれ」と誘う。
作曲を完成させなくてはいけないからと一度は断るが、相手のしつこさに「行く」と約束する。

別のクラスメイトから「日本人がリーダーのバンドが来ているから一緒に行かないか?」と誘われて断るも、大のバンドが既に噂になっていることを喜んでいる。
ボストンに来ているのに全く連絡をよこさない大に少々苛立っているものの、雪祈は自分はいつ行こうかと思案する。

ルームメイトのライブを見てピアニストとちょっとした小競り合いをした後、雪祈はふと思い立って大のライブを見に行く。
一緒に前で見ないか?と誘う友人に「後ろで見る」と告げて、大の演奏を待つ。

雪祈は、大のサックスを聴いて「吹き込まれた音だ」「いい音を出している」と懐かしい気分に浸る。
ソロを吹いている最中に客席に雪祈を見つけた大は、動揺で演奏が乱れる。
それに気づいた雪祈「そのまま続けて」と合図を送り、大は演奏を立て直す。

ライブ後「向かいにあるスポーツバーで待つ」とメールして待つ雪祈のもとへ大が駆け付ける。
2人は再会を祝して乾杯をする。

「2年間も連絡してこないとはどういうことだ」
「玉田は“元気か?”“右手はどうだ?”とか心配してくれているぞ」とユーモアを混ぜながら怒り、
「右手は手術を繰り返すたびに少しずつ動くようになってきている」と説明する。

何も言えずにいる大に雪祈は、
「俺に気づいた途端にソロが乱れるなんてまだまだだな」と指摘し、
「やっぱりいい音だな」と言葉をかける。

大は、声にならない嗚咽を漏らして、うつむきながら涙が止まらない…。

何があっても、どこにいても、雪祈は雪祈で、大は大で、自分の音楽を追求し続ける。
2人の関係も変わらない。
少ない会話や振るまいの中で、大の言葉に出来ない思いや雪祈との関係性が凝縮されていて本当に感動の再会シーンでした。

「オレ達は音楽であれほど繋がっていた」という玉田の言葉通り、音楽を続ける限り強い繋がりで影響し合う仲なんだろうなと胸が熱くなりました。

ルームメイトのために、好戦的なクラスメイトには辛辣な指摘をしたり、大にもダメ出しのオンパレードだけどしっかり愛があったり、悲しみや葛藤を抱えながらも人には見せずに前進している雪祈の雪祈らしさが本当に嬉しい。

「BLUE GIANT」大と雪祈の再会がアツい!最新本誌あらすじをネタバレ解説 あとがき

感動の再会の余韻に浸っているところ、

「BLUE GIANT EXPLORER」があと4話で終了

という予告に衝撃が走る!

やっと再会できて、これから一緒に音楽をやっていく展開もあるのかと思っていたのですが…。
あと4話で何が描かれるのか、その後の続編はあるのか、目が離せなくなってきましたね。寂しい。

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