2023年の今年も、台風シーズン真っ只中。
日本は台風の多発する国で、毎年台風シーズンになると、日本列島は強風や豪雨、高潮などの被害に見舞われますよね。
今年も8月27日現在で、日本に影響があった台風は7個、今後2~3個の台風が既に発生または発生見込みです。
テレビやネットニュース、気象庁や気象協会などが発信している情報で台風の進路や強さを把握していると思いますが、それらの情報をリアルタイムで知ること、また、向こう数日間の予想を把握することも災害に備えるために非常に重要になってきます。
この記事では、台風情報をリアルタイムで見ることができる天気図が見えるサイトを厳選してご紹介します。
これらのサイトを利用すれば、発生前の台風になる前の熱帯低気圧などの動きをいち早くキャッチできますので、出勤や旅行などに重宝しますよ!
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台風情報リアルタイム2023年最新天気図|気象庁
気象庁は皆さんお馴染みの日本の国家機関。
台風の発生や進路、強さなどを監視し、予報や警報を発表しています。
以下のような画面で、台風が発生した場合は情報を見ることができます。
台風が複数発生している場合は、プルダウンで切り替えて該当するデータを確認できます。
右側の窓には、現在の台風情報や、その後の予測値などが記載されています。
まずは、信頼性の高い気象庁のHPを調べてみるのがオススメですね。
情報の信頼度は高い反面、今後の予想天気図についてはあまり先付のものは出ていないので、
先の情報が知りたい場合は、少し物足りないですね。
台風情報リアルタイム2023年最新天気図|日本気象協会 tenki.jp
続いては、日本最大の民間気象会社である
「日本気象協会」が運営する天気予報サイト「tenki.jp」です。
このサイトでは、
- 市区町村別のピンポイントな天気予報に加え、専門的な気象情報、地震・津波などの防災情報を提供
- 気象予報士が日々更新する日直予報や季節・暮らしの話題など、気象に関するコラムや動画を掲載
- 台風情報ページでは、台風の中心気圧や最大風速、進路予想を掲載。衛星画像や雨雲レーダーも重ねて表示可能。
- 実況天気図ページでは、日本付近の気圧配置や前線、高低圧などが分かり、24時間から72時間先までの予想天気図も確認可能。
- お出かけスポット天気ページでは、東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの人気スポットの天気予報を確認可能。
- 世界の主要都市の天気ページでは、ホノルルやソウルなどの世界各地の天気予報を確認可能
という、天気に関する幅広い情報を網羅しており、見やすいサイトでエンターテイメント性も高いです。
台風が発生した際は、天気図などで確認もできますが、
気象予報士によるコラム等でも詳しく説明があるので、そちらを読むと理解が深まると思います。
気象庁と日本気象協会の予想の違いは?
気象庁と日本気象協会の予想の違いについては、気になりますよね。
基本的に「日本気象協会は気象庁の台風情報をもとにより詳細な台風情報を提供」しています。
気象庁の情報ありきだということですね。
その上での違いは、情報の分かりやすさかなと思います。
気象予報士の解説もそうですが、天気図に適宜文字を入れて理解しやすいように掲載しているので、気象庁のHPで見にくかった情報も分かりやすいのではないかと思います。
出典:「tenki.jp」
台風情報リアルタイム2023年最新天気図|米軍合同台風警報センター(JTWC)
ワイドショーの台風情報などで、気象予報士の方が「アメリカ米軍の予想~」などとの説明を聞いたことがある方もいると思いますが、
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)が提供する台風情報です。
特徴
- この情報はもともと米国政府機関向けに作成されたものだが、一般人も利用可。
- 通常、6時間ごとに情報更新。
- このサイトの台風情報を理解する際には、時間表示が協定世界時(UTC)であり、日本時間に直すには9時間を加える必要がある。
- 気象庁と異なる数値予報モデルを使用しているため、気象庁と進路予想や強度予想に差異がある場合がある。
- 予報期間が気象庁と同じ5日だが、更新頻度は通常6時間。※気象庁は3時間ごとに更新。
- 台風の強さをサフィア・シンプソン・ハリケーン・スケール (SSHS)で示している。
SSHSは1から5までのカテゴリーで台風の強さを分類。 - 台風の中心付近の最大持続風速をノット(約0.514メートル毎秒)で表している。
※気象庁はメートル毎秒で表す
台風情報リアルタイム2023年最新天気図|NOAA(アメリカ海洋大気庁)
NOAA(アメリカ海洋大気庁)は、アメリカ合衆国の政府機関で、海洋と大気に関する調査や研究を行っています1。
台風情報に関しては、GFSモデルという数値予報モデルを用いて、最大16日先までの気象予報を提供しています。
GFSモデルは、後述するヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)と並んで最高の精度を誇る気象予報とされており、台風発生前から台風の進路予想を確認することができます。
注意点としては、1週間を超えるような予報になると誤差が大きくなる可能性があること。
また、台風の強さや発生確率などの情報は提供していないという点。
そのため、GFSモデルだけに頼るのではなく、気象庁やECMWFなど他の数値予報モデルと比較しながら参考にすることが大切です。
台風情報リアルタイム2023年最新天気図|ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
続いては、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)について。
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、ヨーロッパの気象予報サイトで、世界中の天気を予報しています。
台風情報に関しては、最大10日先までの気象予報が可能で、台風発生前から台風の進路予想が可能です。
長期予報の精度は非常に高く、特に複雑な動きをする台風の場合に正確な予報をするケースが多いとされています。
台風情報リアルタイム2023年最新天気図|Windy
個人的に一番見やすくて重宝しているのはこの「Windy」です。
Windyは、チェコの民間企業が提供する気象サービスで、Webやアプリで利用できます。
風の強さや向き、雨雲の様子、波の高さなどを可視化して見ることができるので、台風の現在地はもちろん、最新情報や進路予想図などをリアルタイムでしっかり見ることができます。
10日先の予測まで確認できること、また衛星写真、風、波、雨など知りたい項目を切り替えて様々な情報を見ることができ、純粋にアニメーションとして見ていても楽しいのもあり、筆者は真っ先にこのWindyを確認します。
ちなみに、Windyは先述したヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のデータを視覚化したものであるため、予報精度も高いと言えます。
台風情報リアルタイム2023年最新天気図|台風番号に注意
海外のサイトを確認する時に、日本で使われている「台風〇号」という番号で探しがちですが、
実はこれ、必ずしも一致するとは限らないんです。
下記の理由が背景にあります。
- 台風番号とは、台風の名前を番号方式で示したもの。
- 毎年の台風シーズンが始まる1月から、番号が付けられる。
- 日本の気象庁と米軍合同台風警報センター(JTWC)は、新たな台風が発生するたびにそれぞれ台風番号を増やしていくが、番号が必ずしも一致するわけではない。
- その理由は、気象庁とJTWCが台風の発生を判断する際に独自の基準を持っているため。
- 気象庁が台風を認めてもJTWCが認めない場合や逆もあり、それによって番号がズレることがある。
このような食い違いは、気象庁とJTWCだけでなく、他の国の気象機関間でも起こります。
各国の台風情報を比較する際には、台風の国際番号や中心位置を確認し、取り違えないようにすることが大切ですね。
台風の備え
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