ドラマ「VIVANT」第9話で、拷問の末に亡くなった乃木卓の妻・明美。
最期の言葉は「憂助を探して」「私達をこんな目に遭わせたやつに復讐して…」でした。
そして、「テントの最後の標的は日本」という情報をベキは否定。
恨みを持ったこともあったが、バルカで孤児の支援をしているうちに復讐心も消えたと。
一連の流れに、筆者は非常に違和感を感じました。
- ベキは嘘をついていて、本当に日本を標的としてテロを企てている
- そもそも、明美は「復讐して」などとは言っていないのではないか
など、個人的な考えをまとめてみました。
特に、記事の中で結論が出ている訳ではない考察メモのようなものですが、宜しければご覧ください。
【VIVANT考察】明美 最期の言葉「復讐」の違和感 |ベキが嘘をついている
- ベキは嘘をついていて、本当に日本を標的としてテロを企てている
この説について考えていくと、やはりベキは明美の遺言になった「復讐して」という言葉を忘れることはないと思います。
4年もの間、ボロボロになりながら憂助を探し、
日本人の子供が死んだと聞いて絶望し廃人になって、
それでも生き続けていられたのは、目の前にいる孤児を助けたいという気持ちはもちろんですが、明美の「復讐して」という言葉があったから、その負のエネルギーが原動力になっていたと考えられます。
だから、忘れるはずはない。
直接拷問をして死に追いやった人間は、テントの軍事力や情報網を駆使したら、すぐ特定して壊滅できると思うので、
「私達をこんな目に遭わせたやつ」でまだ復讐を遂げられていないのは、恐らく日本にいるベキの上司だった元司令。
密かにその私刑に向けて、日本のテントモニターや、日本の窓口になっているアリなどには「最終標的は日本」という内情を伝えて、情報を引き出していたのではないかと思われます。
【VIVANT考察】明美 最期の言葉「復讐」の違和感 |明美は復讐と言っていない?
個人的にすごく違和感があるのは、
明美の最期の言葉が「復讐」に関することだったこと。
「優しくて笑顔の絶えなかった人」が死ぬときに恨みを相手に託して息を引き取るということが、何だか違和感があります。
3人で暮らす日々が幸せだったとは話していましたが、自分が息絶える時、目の前にいる夫に伝えることは復讐の依頼でしょうか?
そこから考えると、
- 乃木卓をよく知る明美は、憂助も自分も失った卓が自暴自棄になって自死しないように「復讐」という生きる糧を提示した
- 明美が死に際に「復讐」と口にした事実はない
という考察が浮かびます。
- 乃木卓をよく知る明美は、憂助も自分も失った卓が自暴自棄になって自死しないように「復讐」という生きる糧を提示した
この説だった場合、明美の真意を汲み取ったベキが「他の生きがい=孤児の支援」を見つけた今、復讐は必要ないと考えている。
憂助たちに告げた心境が真実であるということですね。
- 明美が死に際に「復讐」と口にした事実はない
この説だった場合、ベキが言った本当の最期の言葉を隠したかったので、代わりに「最終標的は日本」という説と照らし合わせて辻褄がある言葉に変えて、乃木達に伝えた。
または、長年の回想の中で、明美の最期の言葉に対しての記憶が「ベキの思いや願望に寄ってしまった」ということもあるかもしれません。
などと、色々考えてしまうほど、どうしても個人的に違和感が拭えません。
最終回で、その辺りが納得できる描写があるでしょうか。
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