八重洲日本橋鉄骨落下事故 ゼネコン施工建設会社名は大林組 大成建設 責任は?工事現場

【鉄骨落下事故】ゼネコン建設会社名は?日本橋八重洲 大規模再開発 工事現場

2023年9月19日午前9時20分ごろ、東京都中央区八重洲のビル工事現場で鉄骨が倒れ作業員が落下したというニュースが入ってきました。

搬送先の病院で2名の死亡が確認され、残る3人のうち1人が意識不明の重体ということで、非常に大変な事故となってしまいました。

筆者もかつて良く通っていたエリア、また今も家族が通勤しているので気になっているニュースです。

今回事故が起こったのは、東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業の大規模工事現場です。

この事業の「建築主」「設計者」「施工者」を調べてみました。

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目次

【鉄骨落下事故】ゼネコン建設会社名「建築主」「設計者」「施工者」

今回事故が起こった東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業について、

建設工事情報が掲載されている「建設データバンク」で情報を調べてみました。

▼「 東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事」

出典:建設データバンク

建築主

東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合


設計者

株式会社大林組一級建築士事務所


施工者

大林・大成建設共同企業体

代表

株式会社大林組東京本店

上記の情報が得られました。

施工者として業務を請け負った元請建設会社は、株式会社大林組と大成建設株式会社で結成された

大林・大成建設共同企業体(ジョイント・ベンチャー:JV)」ということになりますね。

【共同企業体(ジョイント・ベンチャー:JV)とは】

複数の異なる企業が共同で事業を行う組織のこと。
建設業界では、一つの工事を受注し施工するために各分野に秀でた企業同士が共同企業体を結成することがある。
これにより、技術力や施工力を結集し、大規模かつ高難度の工事を安定的に行うことができる。

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八重洲日本橋鉄骨落下事故 ゼネコン施工建設会社|代表 大林組の発表

この事故を受けて、大林組は自社HPにて以下のようにお詫びを掲載しています。

東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業における鉄骨工事中の事故について(お詫び)


2023年 09月 19日
株式会社大林組

本日9月19日午前9時15分頃、当社を代表とする企業体が施工中の「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業建設工事」において、鉄骨工事中の鉄骨梁が落下する事故が発生しました。

この事故により、作業員の方6名が被災し、うち2名の方がお亡くなりになられました。お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様、被災された方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。また、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

当社として、工事に従事される方の安全を守れなかったことは悔恨の極みであり、ご遺族の皆様と被災された方に対して今後、誠心誠意をもって対応させていただくとともに、事故原因の究明に全力を挙げて取り組み、全社を挙げて再発防止と安全施工の徹底に取り組んでまいります。

出典:大林組

       

また、事故状況などを概要を以下のように説明しています。

事故状況など

2023年9月19日 午前9時15分頃
7F部分の鉄骨建て方作業において、架設中の鉄骨梁1本と、先行して設置完了していた鉄骨梁4本の計5本が崩落した。
(落下高さ:7Fから3F床部分まで約20m。崩落した鉄骨梁5本:長さ13m~18m、重量は合計約48t)

被災状況(本日、正午時点)

(1)7F鉄骨梁上で作業されていた方5名が落下

  • お亡くなりになられた方:2名
  • 病院治療中:3名(1名がICU治療中、2名は搬送時意識あり)

(2)3F床上で作業していた方1名の頭部(ヘルメット着用)に飛散物が衝突

  • 病院治療中

発生場所

東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部

工事概要

工事名称:東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

工  期:2021年10月1日~2025年7月31日

用  途:事務所・店舗・バスターミナル など

建築概要:地上51階/地下4階

敷地面積:約10,600m²

延べ面積:約225,100m²

       

上記情報の出典:大林組

▼事故原因についての最新情報と、同業者の方々の意見をまとめた記事

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八重洲日本橋鉄骨落下事故 ゼネコン施工建設会社|代表 大林組とは?

大林組は、1892年に創業した日本の総合建設会社です。スーパーゼネコンの一つとして、国内外で多様な建築・土木・開発・エネルギー事業を手がけています。

国内では、東京スカイツリー、東京ドーム、東京ミッドタウン、品川インターシティなどの大規模なプロジェクトに携わってきました。

東京駅八重洲口周辺の再開発プロジェクトの高層ビル建設現場ともなると、安全管理、安全点検は相当徹底していたはずです。

実際に、大林組で働いていた方、この事故があった現場で働いている方などの声がSNSなどにありましたが、非常に安全に対する意識が高く、安全設備が整備されていて、職長とのコミュニケーションもしっかりとれている現場との情報もありました。

しかし、事故が起きたからには何らかの問題があったと思われますので、犠牲になってしまわれた方のためにも原因究明が待たれます。

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八重洲日本橋鉄骨落下事故 ゼネコン施工建設会社名は大林組 大成建設 責任は?

建築工事中に作業員が亡くなった今回の場合、その損害賠償責任は一般的には施工者である大林・大成建設共同企業体が負うことになります。

そして、「代表」として大林組の記載があるため、大林組が率先して事故の原因究明や賠償をしていくことになると思われます。

しかし、事故の原因や状況によっては、建築主や設計者なども責任を負う可能性があります。

例えば、建築主や設計者が安全基準に適合しない不適切な設計や指示を行った場合、契約上の債務不履行責任や不法行為責任が問われることも。

このように、建築工事中の事故で誰が責任を負うかは、事故の具体的な原因や状況を調査し、関係者間の契約内容や法律上の義務を検討する必要があります。

実作業と現場の管理は下請けが行っていたかもしれませんが、安全管理の責任者は元請けになります。

共同企業体として名を連ねている大成建設はもちろんですが、

今回の事故に関しては、建築主以外の「設計者」「施工者」「代表」に大林組の記載があるため、大林組が「業務上過失致死傷」の疑いで警察から捜査されることは避けられないでしょう。

【参考】
建設工事中の事故で、周囲に被害が発生。賠償責任は誰が負うの? 引渡し後だったら? | 関口法律事務所 (sekiguchi-law.com)
工事現場の事故で発注者や元請けが負うべき責任と慰謝料の賠償事例 | アトム法律事務所弁護士法人 (atomfirm.com)
現場代理人の責任とは?万が一事故が起こった場合どうなるの |施工管理の求人・派遣【俺の夢】 (oreyume.com)
工事中の迷惑や事故の責任は誰が取るべきでしょうか? プロが答える豆知識 | クラッソーネ (crassone.jp)

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【日本橋建設現場】ゼネコン建設会社 責任はどの企業?日本橋八重洲 再開発工事現場事故 あとがき

今回の再開発事業は、東京駅周辺の業務・商業・文化・医療・交通などの機能が一層充実し、東京駅前のまちづくりにおける新たなランドマークとなるものです。

そんな待望の大規模事業で起こってしまった死亡事故。

様々な要因は考えられますが、危険な作業をしてくださっている現場の方々の働きで、我々の生活が成り立っていることを痛感します。

二度と同じような事故が起こらないように原因究明を望むと共に、亡くなられた方のご冥福、怪我をされた方の一日も早い回復を心からお祈りしています。

▼今回の事故が起こった建設現場の場所や、建築中のビルの詳細について

▼事故の瞬間を捉えた動画、ライブカメラ映像について

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