雛人形はいつ出す?【2024年ベスト】片付けは?縁起風習と現代の最適タイミングを解説

雛人形はいつ出す?【2024年ベスト】片付けは?縁起風習と現代の最適タイミングを解説

女の子のお祭り「ひな祭り」には雛人形はかかせませんが、雛人形は、女の子の健やかな成長を願う大切なもの。
より良い日を選んで飾ってあげたいですが、いつ出すのが良いのでしょうか?

我が家にも娘がいるので毎年雛人形を出すのですが、「いつ出すか」のタイミングはあまり考えていなかったのが正直なところ。

雛人形の飾り方や片付け方には、いろいろな言い伝えや風習があります。
また、地域によってもひな祭りのやり方が異なることがありますが、その中でも一般的に「ひな人形を出すと縁起が良い」と言われる日があるようです。

この記事では、

  • 一般的に「雛人形を出すと縁起が良い」とされている日
  • 「2024年のベストなタイミング」って?
  • ひな祭りやひな人形にまつわる言い伝えや風習
    →雛人形を出すのを避ける日、飾り方の風習
  • 「雛人形を片付ける」のに適した日は?
  • 現代の生活に合わせた最適な雛人形の出す日、片付ける日は?

これらのことを調べてみました!

 

雛人形はいつ出す?「雛人形を出すと縁起が良い」とされている日

一般的に、ひな人形は立春(2月4日ごろ)以降の大安(何事も良い日)に飾ると良いとされています。

2024年の立春以降の大安は以下の日程です。

  • 2月9日(金)
  • 2月14日(水)
  • 2月20日(火)
  • 2月26日(月)

また、ひな人形は雨水(2月19日ごろ)に飾ると良いという地域もあります。

雨水とは?

『二十四節季』という太陽の位置によって1年を24等分した暦があり、「雨水」とはその『二十四節季』のひとつ。

雪が雨に、氷が水に変わる頃という意味で、だいたい2月19日ごろに始まります。この時期は、春の訪れを感じるとともに、水の女神に対する信仰とも関係があります。

水の女神は、子授けや安産の神様として信仰されることが多く、水を司る神様で、良縁のご利益でも有名な市杵島姫命(イチキシマヒメ)などがいます。
雛人形は、子どもの身代わりとなり、病気や事故などの災厄から子どもを守ってくれるという言い伝えがあります。

出典:二十四節気とは?一覧・それぞれの意味・成り立ち [暮らしの歳時記] All About

なぜ雨水の日に雛人形を飾ると縁起が良いの?

雨水の日に雛人形を飾ると、水の女神のご加護を受けて、良いご縁に巡り会う、良い伴侶に恵まれると言われるようになりました。
また、雨水の日が氷が溶けだし水になる頃ということと、雛人形の由来が水に関係する行事だったことからも、雨水の日に雛人形を飾ると良いという説があります。

雛人形はいつ出す?「2024年のベストなタイミング」って?

昔からの風習や言い伝えに則って縁起の良い日に雛人形を出す場合、

2024年の雨水(2月19日)に近い大安は、以下の2日程です。

  • 2月14日(水)
  • 2月20日(火)

これらの日のどちらかに出すと良いですね。

できれば避けたい「一夜飾り」

ただし、ひな祭りの前日や当日に飾るのは「一夜飾り」といって縁起が悪いといわれていますので、避けた方が良いでしょう。

理由には以下のようなものがあります。

  • 雛人形は、子どもの身代わりとなり、病気や事故などの災厄から子どもを守ってくれるという言い伝えがあり、「一夜飾り」はその重要な役割を軽視することにつながるから
  • 葬式の「一夜飾り」と同じで不祝婚を連想させるから
    →葬式は一夜にして準備を整え、翌日に葬式を執り行い、その翌日には飾りを取り外す

古くからの風習や言い伝えを気にされる方は、雛人形をひな祭りの前日や当日に飾ることは避けた方が良いですね。

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雛人形の飾り方の風習 全国各地で地域差も

内裏雛(お内裏様とお雛様)の置き方

雛人形の飾り方は、関東では向かって右側にお雛様、左側にお内裏様を置きますが、関西では逆の置き方をする地域もあります。

これは、日本の神道文化に由来する「右方より左方を上等とする決まり」と、海外からの影響による「右側を優位とする習わし」が混在した結果です。

また、四国地方の香川県や徳島県では、内裏雛(お内裏様とお雛様)を家の東側に置くと子供に福がもたらされるという言い伝えがあります。

この風習は、昔から「東は神の方角」とされていたことや、太陽が昇る東の方向に雛人形を向けることで、子供の健康や成長を願うという意味があると言われています。

また、東に向けることで、子供が早く嫁に行くという縁起を担ぐという説もあります。

どの置き方も間違いではありません。その地域の風習や、あやかりたい言い伝えに合わせると良いでしょう。

雛人形を飾る順番

また、主に関東地方では雛人形は一番上の段から順に飾ると良いという風習もあります。

これは、

  • 雛人形の序列を守るという敬意の表れ

という精神的な理由と、

  • 飾るときに誤って人形や道具を落としても、下段に置かれた飾りを傷つけないで済むから
  • 昔は和服を着ていたので、下の段から飾ると袖が人形や道具に触れる恐れがあったから

という現実的な理由からという諸説あります。

関西地方では、この風習はあまり見られません。

本当に地域差があって面白いですね。

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雛人形はいつ片付け?婚期遅れる?現代の最適解は

ひな祭りが終わったら、雛人形はすぐ片付けるべき?

昔から言われている言い伝え「ひな人形をすぐ片付けないとお嫁に行けない」という話は良く聞きますから、やはり気になりますよね。

雛人形の片付け方は、ひな祭りの翌日にすぐにしまうと良いとされています。
これは、前述したように「雛人形を長く飾っていると、女児の結婚が遅れる」という言い伝えがあるためですね。

その言い伝えや風習も大事ですが、同じくらいに大事なのは「雛人形をきちんと保管する」こと。

特に湿気には要注意!

カビやシミの原因になるので、雛人形を片付ける時は、晴れた乾燥した日を選ぶのがベストです。

一般的には、先程ご説明した『二十四節季』の次の節気「啓蟄」(3月6日頃)までに片付けると良いと言われていますが、もし雨や湿気の多い日が続いて片付けられない時は、無理せず天気が良い日を待ちましょう。

それでも言い伝えや風習を尊重したい方は、ひな祭りの翌日に乾燥剤などを入れて片づけるのも良いかもしれません。

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また、雛人形をしまうときは、飾る時と同じく、一番上の段から順にしまうと良いという風習もあります。
理由も飾る時と一緒で、雛人形の序列を守るという敬意の表れです。

雛人形は、女の子の幸せと健やかな成長を願う大切なものです。

雛人形を大切に扱うことは贈り主や家族への思いやりを表すことにも繋がりますし、何をどこまで重視するかを納得して行動したいですね。

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雛人形はいつ出す?【2024年ベスト】片付けは?縁起風習と現代の最適タイミングを解説 あとがき

雛人形にまつわる言い伝えや慣習はそのまま残るとも、人々の生活は時代と共に変化しています。

例えば、昔は雛人形を家族が一緒に飾ることが多かったですが、最近では子供たちが自分で飾ったり、雛人形を飾る期間を延長したりする家庭も増えています。

お子さんの誕生日や、おじいちゃんおばあちゃんが遊びに来る日など、特別な日に合わせて雛人形を飾る家庭もあります。

雛人形は、ただの伝統行事以上の意味を持っています。
家族で一緒に雛人形の飾り付けを楽しむことは、文化を学び、家族の時間を大切にする素晴らしい機会ですよね。

風習も言い伝えも、伝統や文化を継承してくれる大切なものです。
また、現代の現実的な日々の生活も同じように大切です。

最も大事なのは「雛人形やひな祭りの文化を家族で楽しみながら継承していくこと」ではないかと思います。
風習も言い伝えに縛られすぎず、かつ伝統や文化を軽視しすぎず、ご家族にとって最適な日や方法を選んで、ひな祭りを楽しんでくださいね!

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