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雛人形を供養しないとどうなる?バチが当たるか 最適な処分方法を紹介

雛人形を供養しないとどうなる?バチが当たるか 最適な処分方法を紹介

ひな祭りに雛人形を飾ることは、日本の文化に深く根ざした伝統行事です。

子供の健やかな成長を願うために飾られるもので、無事に子供が大人になったあとは「雛人形を手放す」という選択肢も考え始めると思います。

しかし、人形供養を受け入れている神社が遠方だったり、費用を捻出できないなどで供養が難しい場合、

  • 「雛人形を供養せずに捨てるのはバチが当たるのではないか」
  • 「雛人形を供養しないとどうなっちゃうんだろう」

という疑問や不安が沸き上がってくると思います。

雛人形を供養せずに手放すと、私たちにどんな影響があるのでしょうか?

この記事では、

「雛人形を供養しないとどうなるか?」

という疑問をメインに、

  • バチが当たったり不都合があるのか
  • 雛人形の役割と文化的意義
  • そもそも供養とは?
  • 自分で納得する儀式を行う方法
  • 手放す場合の適切な選択肢

などを、解説していきたいと思います。

もし、やはり神社などでしっかりと供養をしてもらいたいと思った場合は「みんなのお焚き上げ」というサービスもあります。

>>みんなのお焚き上げ

みんなのお焚き上げ

目次

雛人形を供養しないとどうなる?バチが当たったり不都合があるのか

雛人形の供養は、日本の文化に深く根ざした伝統です。では、この雛人形を供養しないと、私たちにどんな影響があるのでしょうか?

結論から言うと、

物理的には何も影響はありません

社会的な罪もありません。


「雛人形を供養しないで処分するとバチが当たる」というのも、一般的に「雛人形の片付けが遅れると婚期が遅れる」とか「良縁が遠のく」というような迷信と同じく、単なる風習や慣習に基づくものです。

特定の時期に特定の行動を取らないこと、物を大切にしないことに対する社会的な見方やモラルに関する話で、実際に不幸が起こるわけではないのでご安心を。

しかし、「雛人形を供養しないで処分する」ことは、

自身の信仰や価値観によって、また雛人形に思い入れがある場合などは、精神的な影響はあるかもしれませんよね。

それでは、「雛人形を供養しないとどうなるか?」について考えていくために、

「雛人形の役割」や「そもそも供養とは?」について、調べてまとめてみました。

雛人形の役割と文化的意義

雛人形は、女の子の健康と幸せを祈る「ひな祭り」に、子供の健やかな成長を願うために飾られるものです。

厄や穢れを人形に身代わりになってもらい、子どもの健やかな健康と幸せを願うために飾られる人形です。

雛人形の由来は、平安時代に始まったと言われています。

当時、中国から伝わった「上巳の節句」という風習があり、人形に自分のけがれを移し水に流すことで身を清めるというものでした。
また、貴族の女の子は、紙で作った人形で遊ぶ「ひいな遊び」というおままごとをしていました。

これらの風習が結びついて、ひな祭りや雛人形が生まれたと言われています。

併せて、日本では古くから「人形には魂が宿る」という考えがあります。

  • 雛人形は、女の子の身代わりになって災いや厄を受け止めてくれる
  • 日本では古くから「人形には魂が宿る」という考えがある

この2点から、女の子を守ってくれた感謝を込めて「雛人形を処分する時には供養が必要」との風習や考えの起点になっていると思われます。

雛人形を供養しないことによる影響

冒頭にも記載しましたが、雛人形を供養しなくても何の罰則もなく、物理的には何の影響もありません。

しかし、雛人形を供養せずに処分することは、家族の大切な思い出や伝統を軽んじる行為と考えてしまうこともあるでしょう。
特に、長年家族と共に過ごした雛人形には、子供の成長の記憶や家族の絆が込められています。

このような人形をただの「不用品」として扱うことに対して、心のどこかで「本当にこのまま捨てていいのかな」「悲しいな」と感じる気持ちもあると思います。

何の罰則も物理的な影響もないとしても、供養を行わないことは、文化的・精神的にある種の「罪悪感や違和感」を生じさせる可能性はありますよね。

そもそも供養とは?

供養とは、仏教の教えに基づいて、亡くなった人や仏や僧などに対して、感謝や尊敬の気持ちを表すことです。食べ物や花などの物を供えたり、お経を読んだり、善行を行ったりする方法があります。

供養の目的は、故人の冥福を祈ったり、自分の人生を振り返ったり、親族との絆を深めたりすることです。

そして、物に対しての供養とは、物にも魂が宿るという日本の古来の考え方に基づいて、不要になった物や長く使った物に対して、感謝や敬意の気持ちを表すことです。

つまり、供養とは「対象に思いを馳せて感謝や敬意の気持ちを表すこと」なんです。

日頃から感謝や敬意を持って雛人形を大切にしていたなら、それだけで供養になっているとも言えますね。

雛人形を供養しないとどうなる?→自分で納得する儀式を行う

雛人形と供養を考える時に大切なのは、

「雛人形への感謝や敬意の気持ちを表し、自分自身が納得した方法で決別すること」という点だと思います。

それが「神社での供養でないといけない」という決まりはありません。

例として「自宅での簡易供養」をご紹介しておきます。

自宅での簡易供養

自宅で雛人形を供養する方法として、雛人形の前で家族が集まり、静かに感謝の言葉を捧げるだけでも十分な供養になります。
雛人形を入れて全員で写真を撮ったり、過去のひな祭りを振り返って思い出話をするのも良いですね。

また、感謝の気持ちを持って人形をキレイに拭きあげたり、お花を添えたり、お線香をあげたりすることで、より心のこもった供養が可能です。

このように、どんな形でも良いので、感謝を込めた納得できるお別れができると良いですね。

もし、やはり神社などでしっかりと供養をしてもらいたいと思った場合は、「みんなのお焚き上げ」というサービスもあります。

>>みんなのお焚き上げ

みんなのお焚き上げ

・燃えないモノでもOK
・由緒ある神社で行う
・箱に詰めて送るだけで簡単便利
・証明書発行
・お手頃な料金

送料込みの値段設定で、規定サイズの範囲で異なる品も同じ箱に詰められるだけ詰めて送っても大丈夫とのことなので、雛人形の他にも供養したい品がある方は検討してみても良いかもしれません。

雛人形を供養しないとどうなる? 手放す場合の適切な選択肢

自分の納得する方法で供養を行ったあと、
または、特に供養は必要ないという考えに至った場合、次はいよいよ雛人形を手放すことになります。

雛人形の処分は多岐に渡る方法があります。

骨董品買取業者への依頼

有名な作家さんの作品や価値がある年代物なら、骨董品買取業者に頼むのが効率的です。
信頼できる業者を選び、引き渡す雛人形の量やサイズに応じた見積もりを取りましょう。

業者選びの際には、雛人形との思い出を大切にし、その価値を理解してくれる業者を選ぶことが重要です。

代表的な買取サービスだと、以下のようなところがあります。

>>骨董の高価買取専門 バイセル

>>日本人形・西洋人形買取致します COYASH

雛人形の処分は家族にとって重要な選択です。同じような思いで扱ってくれる適切な業者を選びたいですね。


自治体の粗大ゴミとして処分

小さな雛人形や数量が少ない場合は、自治体の粗大ゴミ処理サービスを利用することもできます。
自治体によって処分方法や手数料が異なるため、事前に確認し、適切な手続きを踏むことが大切です。

素材によっては顔だけ外して分別…という作業をしなくてはいけない場合もあり、なかなか心苦しい点もありますが、今は供養などの考え方が薄れてきた方も多くいます。

「雛人形をゴミで捨てる」ということ自体に抵抗がない方も増えているようです。

感謝の気持ちは大切に持ちつつも、物はモノとして不要ならちゃんと捨てるということは、現代生活の中で伝統と同じく大切な事なのかもしれませんね。

リサイクルショップ・寄付

特に値が付くような有名作家のものではないが、状態が良好でこれからも使えるような雛人形は、リサイクルショップや寄付も検討できます。

福祉施設や児童養護施設、ボランティア団体、さらには幼稚園や保育園など、人形を必要としている場所への寄付も一つの方法です。

「セカンドライフ」(※NPO法人グッドライフ運営)は、日本人形の寄付を受け付けています。
寄付は1箱2,100円から可能で、集められた人形は国内外の必要とする人々の元に届けられ、新たな命を吹き込まれます。
※再利用が難しい場合は、適切に処分されます。

>>セカンドライフ

リユースレポートももらえるなんて、嬉しいですよね!
自分の要らないものでも他の人に役に立つこともあるので、雛人形の寄附やリサイクルは、必要とする人々に新しい喜びを提供し、同時に社会貢献にもつながる有意義な行動と言えますね。

アップサイクル

雛人形を新しい形で生まれ変わらせる方法として、アップサイクルがあります。
例えば、人形の衣装や部品を別の工芸品として再利用することで、雛人形の新たな価値を創造することができます。

代表的な企画が「福よせ雛プロジェクト」

処分される雛人形の新たな活躍の場をつくるプロジェクト。
予想以上に自由度の高いユニークな作品が多いという話で「伝統を穢す」という意見もあるそうですが、
処分されるよりも、サブタイトルにあるように「おひなさまのセカンドライフ」として輝ける場を人形に与えたいと、賛同される方も多くいます。

トイストーリーの世界みたいで楽しいですよね。個人的には大好きです!

雛人形を供養しないとどうなる?バチが当たるか 最適な処分方法を紹介 あとがき

供養しないで手放しても、特にバチが当たるなどの物理的な影響はないものの、大切にしてきた雛人形を処分することには、様々な精神的影響はありますよね。

この記事が「雛人形との納得できるお別れ」のお役に立てることを祈っています。

当記事で紹介したサービス

>>みんなのお焚き上げ

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この記事を書いた人

知っているとちょっと良いことがありそうな話題を集めたサイトを運営。

関東在住、2児の母。

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