クリスマスケーキが崩れた状態で購入者に届いた事案について、高島屋は27日、東京・日本橋の本社で記者会見を開き謝罪。また原因については「特定は不可能」と発表しました。
天下の高島屋がこれほど大きな問題になったにも関わらず、これ以上の原因の追求は不可能と判断されたということです。
高島屋が開いた会見の内容を要約してまとめていきたいと思います。
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目次
高島屋クリスマスケーキ問題 記者会見の内容要約【原因特定不可能はなぜ?】
【会見内容の要約】
- 商品の製造委託先と、配送委託先にそれぞれ確認を行ったがピンポイントで原因特定できず「原因の特定は不可能」
- 高島屋の立会検査は行っていない。各サプライチェーンの取引先の調査を踏まえて判断した
- 当日と同じ状況を再現することができないので検証が難しい
- 生産から流通を含め、商品をお客様のお手元にお届けするまでが販売者
- 本件の原因を特定できるような管理体制を構築できなかったことも、弊社の問題であった
- 昨年から同デザインのケーキを販売していた(昨年は2500個販売)が問題はなかった
- サプライチェーンと協力して再発防止に繋げていく
- 問い合わせ1207件のうち、破損していたのは807件 ・それ以外の400件は?
→購入者からの抗議、苦情が中心 - 崩れたケーキ、配達エリアや崩れ方に特徴はなし
- 柔らかい状態で崩れていたという事例もあれば、崩れた状態で固まっていたという事例もある。
【配送委託先:ヤマト運輸について】
- ヤマト運輸は配送時にクール宅急便の規定温度で管理していた
【製造委託先:ウィンズアークについて】
- 温度管理:-18度以下、1日1回サンプル調査→問題なし
- いちごの入荷遅れがあり、昨年より冷凍時間が短かった
- 昨年は2週間だったが今年は20~25時間に変更
→凍結状態になっていたのを確認されている
原因が分からない限り再発防止策も施すことができず、信頼回復も難しいと思うのですが、高島屋としては「これ以上の調査は不可能」という判断です。
冷凍されていたものが管理不備で解凍されていたとしたら、食中毒などの問題にも繫がりそうだと消費者としては警戒してしまいますが、その辺りも重視されなかったようで残念ですね。
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