【東京の雪】電車はどのくらいの積雪で止まるか基準や遅延過去事例を調査

満開の桜と重なるのは32年振りだったとか

「東京の雪」この言葉だけで、大混乱が予想されてしまう首都圏の生活。

2024年2月5日にも関東・首都圏に大雪警報が出ていて、多くの人が天気の行く末を見守っています。

東京ではめったに大雪に見舞われることはありませんが、少しの雪でさえ、いつも時間通りに動いているはずの電車が、遅延や運休に陥り、私たちの通勤や通学に大きな影響を及ぼします。

では、実際に東京の電車はどのくらいの積雪で止まるのでしょうか?

この記事では、過去の事例と各鉄道会社の公表している基準をもとに、雪が東京の交通に与える影響を探ります。

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目次

【東京の雪】電車はどのくらいの積雪で止まるか?過去事例と基準を調査

東京では、雪が降るとすぐにニュースやSNSで話題になりますが、実際に電車が止まるほどの雪とは、どのくらいのことを指すのでしょうか?

鉄道各社、様々な基準を設けているようですが、過去の事例を見てみると東京では5センチ以上の積雪があると鉄道が乱れ始め10cm越える麻痺る傾向があります。

やはり、少しの雪でも交通は乱れますね。

過去10年以内に、東京都内で積雪のために電車に影響が出た日時は以下の事例があります。

転機となった積雪:2014年2月8日、2月14日

東京で2週連続の降雪。30センチ近くの積雪を記録した大雪により、JRや私鉄の多くの路線で運転見合わせや大幅な遅延が発生しました。

いまだに鮮明に覚えている方も多いかもしれませんが、この年は2週連続で大雪が降り、首都圏を大混乱に陥れましたよね。

その中で、東急東横線で積雪による事故が起こりました。

【事故概要】

発生日時は、2014年2月15日(土)の午前0時30分頃
場所は、川崎市中原区の東急東横線元住吉駅構内(下り・2番ホーム)
停車していた渋谷発元町・中華街行きの下り普通電車(8両編成)に、後続の同じく渋谷発元町・中華街行き普通電車(8両編成)が追突した。
乗客計18人が打撲などの軽傷を負い、病院で治療を受けた。

事故の原因は、大雪により車輪踏面と制輪子(ブレーキ装置の一部)に雪と油の混合物が付着し、ブレーキ力が著しく低下したことだと推測されている。

この事故を受けて、東京急行電鉄株式会社は以下のような社内基準を設けています。

[速度規制の実施]
・1時間に2cm以上若しくはそれに相当する降雪、又は積雪の深さが8cm 以上で、なお降り続くことが予想されるとき。又は早めのブレーキ操作により運転士等がブレーキ力不足を認めたときは、速度60㎞/h以下で運転する。

・1時間に3cm以上若しくはそれに相当する降雪、又は積雪の深さが11cm以上で、なお降り続くことが予想されるとき。又は前述の60km/h以下の速度規制中においても運転士等がブレーキ力不足を認めたときは、速度 40km/h以下(世田谷線は25km/h以下)で運転する。

[運転中止の実施]
降雪時において、前方の視認距離が200m以下となったとき、又は ブレーキ力に余裕がない等、運転の継続が困難であると思われるときは 運転を中止する。

このように、電車運行に影響を与えるのは単純に積雪量だけではなく、前方の視界の状況や風の強さ、積雪の速度、そして各鉄道会社の対応能力によっても変わってくるものです。

とはいえ、首都圏の他の鉄道会社も、概ね同じような基準で運行しているといわれています。

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なぜ首都圏は少しの雪で交通がマヒする?

「いつも大雪が降っている雪国では電車の運行停止や遅延が稀なのに、なぜ首都圏では少しの雪で列車が停止するのか」と疑問に感じる方も少なくないでしょう。

雪が線路に与える影響として、

  • 雪がレールを覆うと、列車の運行はスムーズに行えない
  • 切り替えポイントの動く部分に雪が詰まると、その機能が損なわれて列車は予定のルートを運行することができなくなる
  • 線路周辺の竹林に雪が積もると、竹が折れて線路に落ち、列車の運行を妨げる可能性

などが挙げられます。

雪への対応策としては、

  • 切り替えポイントに融雪装置を設置する
  • 落ち葉や倒れた竹の除去などの物理的対策
  • 除雪作業の体制強化や運行列車数の調整

などの運営面での対策が挙げられます。

首都圏の鉄道会社はこれらの対策をしっかりと講じていますが、首都圏の列車は高い頻度で運行されているため、わずかな遅れが大規模なダイヤ乱れにつながるのです。

まさに分刻みで電車が運行している首都圏では、少しのイレギュラーでも大規模な影響になるのですね。

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その他、積雪により電車の遅延などが発生した日時は以下の通りです。

  • 2018年1月22日:東京で23センチの積雪を記録した大雪により、首都圏の鉄道各社は23日の午後から通常より運転本数を減らして運行。
    帰宅時間は激しい混雑とダイヤの乱れでJRや私鉄の多くの路線で運転見合わせや大幅な遅延が発生しました。

  • 2020年3月29日:東京で1センチの積雪を記録した雪により、JRや私鉄の一部の路線で運転見合わせや遅延が発生しました。

▼積雪と満開の桜とが重なるのは32年振りだったとか。とても珍しいですね。

次は、雪の日の交通対策に焦点を当て、遅延や運休を乗り越えるための具体的な方法を探っていきます。

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【東京の雪】電車はどのくらいの積雪で止まるか?:雪の日の交通対策

東京で雪が予報された日には、通勤や通学に影響が出ないよう事前の準備が重要です。
電車の遅延や運休を乗り越えるための対策をいくつかご紹介しましょう。

雪予報時の前日準備

雪が降ると予報されている場合、前日から準備をしておくことが大切です。

  • 交通情報のチェック:出発前には最新の交通情報をチェックしましょう。鉄道会社の公式サイトや交通情報アプリが役立ちます。
  • 出発時間の調整:可能であれば、通常よりも早めに家を出ることを検討してください。電車が運行していても、混雑が予想されます。
  • 代替ルートの検討:メインで利用している路線が運休になる可能性がある場合は、代替ルートを事前に調べておきましょう。

交通機関の遅延・運休時の対応策

万が一、電車が遅延したり運休したりした場合の対応策も考えておく必要があります。

  • 情報源の確保:複数の情報源を持つことが重要です。鉄道会社のTwitterアカウントや交通情報アプリを活用しましょう。
  • 在宅勤務の検討:可能であれば、在宅勤務やオンライン授業への切り替えを検討してください。事前に職場や学校と相談しておくと安心です。
  • 徒歩や自転車の検討:目的地が比較的近い場合は、公共交通機関を避けて徒歩や自転車を利用することも選択肢の一つです。

雪の日の交通対策は、事前の準備と情報収集がカギとなります。急な天候変化にも柔軟に対応できるよう、日頃から複数のルートや交通手段を検討しておくとよいでしょう。

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【東京の雪】電車はどのくらいの積雪で止まるか?:積雪での外出注意点

積雪の中、外出しなくてはいけない方は、万全の対策が必要です。
東京の雪の予報は難しく、天気の急変も良くあるとのことなので、少しでも安心できるように出来るだけ備えていってくださいね。

必須の持ち物・服装

  • 雪に適した滑りづらい靴が必須
  • レインコート、折り畳み傘、帽子、手袋、ホッカイロ(雪・雨・風対策
  • 手元が開くようにリュックなどの背負うタイプの荷物がオススメ
  • 充電バッテリー(足止めによる充電不足に備えて)
  • 現金(足止めによる充電不足で電子マネー決済不可に備えて)

雪道を歩く時のポイント

  • 小さな歩幅で歩く
  • 靴の底全体をつけて歩く
  • 焦らず急がず余裕を持った行動を

出典:中標津町役場

積雪の道を歩く際には、防水で滑りにくい靴は必須です!
15cmほどの積雪だと、ショートブーツだと雪が靴の中に入ってしまうので、もしそれ以上の予報が出た場合にはある程度の長さがあるブーツが良いとのこと。

▼出来ることならこのくらいの長さと温かさがあった方が良さそう。

▼既存の靴に取り付けるスパイクもあるので、1つ持っておいてもいいですね。

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この記事では、東京での雪が公共交通、特に電車運行にどのような影響を与えるか、過去の事例を基に探りました。

東京では稀にしか大雪に見舞われないものの、少量の積雪でも交通に大きな影響を及ぼすので注意が必要ですね。

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