寒い季節になると、湯たんぽが欠かせないという方も多いのではないでしょうか?
最近は特に電気で充電して使える充電式タイプの物が人気ですが、手軽に使えるというメリット一方で「爆発する」「破裂する」という怖い話も聞きます。
充電式湯たんぽは、本当に危険なのでしょうか?
結論から言うと、危険の少ない「防爆安全措置」「過熱防止機能」が付いた商品なら他の商品より安心して使えます!
この記事では、充電式の湯たんぽに関する事故事例や危険な行為、安全な使い方などを調べた上で、安心して使える商品や口コミも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【この記事で分かること】
・充電式の湯たんぽに関する危険な事故事例
・充電式の湯たんぽに対する危険な行為とはどういうものか?
・充電式の湯たんぽの安全な使い方
・安全性の高い「防爆安全措置」「過熱防止機能」が付いた充電式の湯たんぽの紹介
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湯たんぽ(充電式)が危険と言われる理由
充電式の湯たんぽは、内部のヒーターで水や蓄熱液を加熱し、発生した温熱を利用して暖かさをキープする仕組みです。
しかし、この仕組みが原因で、充電中や使用中に本体が破裂したり、中身の液体が飛び散ったりする事故が起こる可能性があります。
消費者庁のニュースリリースによると、平成 27年11月から令和2年12月16日までに、
湯たんぽに関する事故情報が108件寄せられており、
そのうち68件がやけど事故で、
その中でも治療に1か月以上かかっている重傷事故が31件発生しているとのことです。
割合としては、通電して温める充電式湯たんぽが多くの割合を占めています。
毎年継続的に事故が発生していますが、1年ごとに見ると減少傾向にはありますね、
また、充電式湯たんぽ事故のほとんどが充電中や過充電によって起こっており、
- 充電器やコードの不具合
- 充電時間の過度な延長
- 充電中の傾けや振動
などが原因となっていると考えられます。
製品安全協会の事故情報データバンクで「電気蓄熱式湯たんぽ」を検索すると 56件ヒットします。
2021年以降の事故件数は、
- 2021年:3件
- 2022年:0件
- 2023年:5件
と、減少傾向にはありますが、なくなってはいないですね。
消費者庁のPDFには、下記のような事例も紹介されていました。
【事例4/通電して温めるタイプ】
通電して温めるタイプのゆたんぽを、普段から定められた時間以上に通電してから
使っていたが、その日は本体が膨れてパンパンになっていることに気付き、コードを
外そうと本体に触った途端に破裂。縫い目から破れて液体が寝間着の上から尻、腕、
足に飛び跳ね、布団に飛び散った。大学病院に搬送され入院。
(事故情報データバンク、事故発生:平成 28 年 10 月、60 歳代女性)
恐ろしい体験談に感じますが、これらの情報から「充電式の湯たんぽは、充電中に危険な状態になる可能性が高い」ということが分かるので、対策の取りようがありますよね。
参考:消費者庁 ゆたんぽを安全に正しく使用しましょう!
参考:事故情報データバンクシステム
湯たんぽ(充電式)の危険な使い方とは?
充電式の湯たんぽを使用する際には、次のような危険な行為を避ける必要があります。
【充電中】
- 通電は布団、毛布等の中では行わない
※安全装置が作動しなくなり、破裂のおそれがある - 長時間充電したままにする
- 使用中の通電は感電等の恐れがあるので行わない
- 通電は平らな場所で行う
※傾いている場所、不安定な場所で通電してしまうとゆたんぽ本体表面の温度が局所的に上昇してしまい劣化のおそれがある - 本体以外のものを充電器に差し込んだり、充電器以外のもので充電したりする
- 出来る限り、過剰に膨らむなどの異常時に備えて、通電中はその場を離れないようにする
【その他】
- 本体に穴を開けたり、切ったり、縫ったりする
- 本体を火気や熱源に近づける
- 本体を強くたたいたり、引っ張ったり、ねじったりする
- 本体に重いものを乗せたり、挟んだりする
- 本体に水や他の液体をかけたり、入れたりする
- 本体を改造したり、分解したりする
これらの行為は、本体の破損や発熱、発火、感電、やけどなどの事故につながる可能性があります。
湯たんぽを使っての危険な使い方を避けることで、充電式湯たんぽは安全に使えるということでもありますね。
また、製品によっては、充電時間や使用回数に制限がある場合もありますので、必ず取扱説明書を確認してください。
湯たんぽ(充電式)の寿命は?
充電時間や使用回数に制限があるという話を前項で書きましたが、じゃあ充電式湯たんぽの寿命はどのくらいなのでしょうか?
一般的に、充電式湯たんぽの寿命は使用頻度やメンテナンスの仕方によって異なりますが、だいたい2~5年くらいが目安です。
もちろん、製品によって品質が異なるので、メーカーやモデルによっても寿命は変わってきます。
充電式湯たんぽを長持ちさせるコツとしては、適切な使い方を心がけること。
先程挙げた「危険な使い方」を避けて、取扱説明書に書かれている使用上の注意を守ることが重要ですね。
湯たんぽ(充電式)の安全な選び方とは?
充電式の湯たんぽを安全に使うためには、次のような選び方を心がけましょう。
安全に係る表示等
通電して温めるタイプの充電式湯たんぽは、電気用品安全法の特定電気用品以外の電気用品「電気あんか」として指定され、PSEマークの表示がない製品は販売することができません。
また、第三者認証機関が安全性を確認した機器に表示Sマークの付いた製品もあります。より安全に使用したい場合はSマークが表示された製品を選びましょう。
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「防爆安全措置」「過熱防止機能」が付いた商品の紹介
充電式の湯たんぽを安全に使うためには、製品の性能や機能も重要で、事故を受けて最近では事故防止の様々な改良が加えられた商品が発売されています。
ここでは、「防爆安全措置」「過熱防止機能」が付いたより安全な商品を紹介します。
「防爆安全措置」「過熱防止機能」とは?
本体の温度が高すぎる場合や、内部の圧力が高すぎる場合に、自動的に電源を切ったり、破裂を防いだりするものです。
これらの機能があれば、事故のリスクを低減できます。
湯たんぽ ゆたんぽ 充電式 蓄熱式【2023年最新無段階温度30~65℃設定&空焚き防止】
こちらの湯たんぽは、「空焚き防止機能」「防爆機能」などに加え、「充電完了後に音でお知らせ」「30~65℃の間で1℃ごとに温度設定ができる」という便利な機能も搭載。
この商品は、Amazonで619個の評価の中で☆4.7の高評価を得ており、多くのお客様からの評判が良いです。 購入者のレビューには下記のような内容があります。
- 温度が調節できるので、子供などへの低温やけどに配慮できる
- 充電中も温度表示で温度を確認できるので、充電完了時間が予測できて安心
- 電源の抜き忘れの心配がないのは大きいポイント
温度設定表示と充電終了を音でお知らせしてくれる点が評価が高いですね!
Great Home JP 湯たんぽ ゆたんぽ 充電式【大きめサイズ&保温ポケット型デザイン】
この湯たんぽは6層防爆設計、水と電気の分離設計、腐食しない水を用いています。
温度過熱防止装置は二重保護チップでできており、湯たんぽの温度が75度を超えると自動的に電源が切れる安全設計です。
この商品は、Amazonで1,433個の評価の中で☆4.3の高評価を得ており、多くのお客様からの評判が良いです。 購入者のレビューには下記のような内容があります。
- 充電式なのでお湯を入れる手間がなく、布製なので肌に優しい。カバーもフワフワで気持ち良い
- 妊娠中に購入。お腹や腰に当てるととても気持ちが良い。熱すぎることもなく、冷めることもなく、色も可愛くて気に入っている
- 使い初めにビニール臭がする。大きすぎて重いという方も
不良品に当たってしまった方の低評価レビューもありましたが、総じて高評価です!
湯たんぽ 充電式 腰用ベルト付き 2WAY 湯たんぽ 充電式
8層防爆設計、通電安全装置、温度過熱防止、水電分離設計の安全措置で、異常を検知して安全を確保。
安全性が抜群に高く、やけど、火災、乾燥する心配がありません。
また、電磁波を発生させず、皮膚も乾燥させず、自然の暖かさをキープする特徴も。人に優しい湯たんぽですね。
また、こちらはベルトがついたタイプの湯たんぽです。
筆者はベルトがないタイプの湯たんぽをデスクワークの時にお腹や足に置いて使っているのですが、動いた時に落ちたりズレたり、その点はちょっと使いにくいなと感じています。
その点、この湯たんぽなら「お腹・腰」はもちろん、「肩」「太もも」ポケットに入れて「指先」などを固定して温めることができます。
この商品は、Amazonで546個の評価の中で☆4.2の高評価を得ており、多くのお客様からの評判が良いです。
購入者のレビューにはこんな内容があります。
- 15分くらいの充電で6時間~7時間温まるので使い勝手が良い
- 立ち仕事中は腰やお腹に、寝る時はケースを変えて足元に置いて使っていて手放せない
- 重量が重い、お腹や腰に巻いて動くと重さを感じる
- 6時間以上温かさが持続するという意見が大半だが、中には3時間ほどで温度が下がってしまうという口コミも。
こちらの湯たんぽも個体差はあるようで低評価レビューもありましたが、総じて高評価ですね!
以上、「防爆安全措置」「過熱防止機能」が付いた商品の紹介でした。
その他にも商品を検索したい場合は以下からどうぞ。
充電式以外の湯たんぽの種類
これまでの説明を読んで「やっぱり充電式(蓄電式)湯たんぽは怖いな」と思われた方もいるかもしれません。
充電式(蓄電式)湯たんぽ以外にも、電気を使って温める湯たんぽがあります。
電子レンジ湯たんぽ
電子レンジで温めて使う「電子レンジ湯たんぽ」
筆者も購入して2週間、毎日使っていますがとても快適です。
このような袋が入っていて、このまま電子レンジで2分~3分ほど加熱すると中のジェルが温まり、熱が保たれます。
よっぽど加熱しすぎない限り、危険はない商品です。
7時間保温OKと書いていますが、個人的にはそれよりも短い時間で温かさが無くなるなと感じます。
デスクワークを始める朝に温め、昼過ぎには再加熱しているので、4~5時間でしょうか。
布団の中以外で使うと保温時間が短くなるのかもしれません。
電子レンジ湯たんぽは本当に気軽で良いですが、
唯一の難点は、電子レンジの中が汚れているのに気づかないと、湯たんぽが汚れてしまって「おぅっ」となること。
でも汚れに強い素材で作られているので、サッと拭けばすぐ取れるんですけどね。
常に電子レンジ庫内をキレイにされている方は全く問題ないと思いますし、安全に使える湯たんぽとして重宝しています。
▼すみっコぐらしのカバーが付いたゆたぽんも大人気です!
元祖 お湯を使った注水式湯たんぽ
やはり湯たんぽと言えば、お湯を入れる湯たんぽが元祖。
熱いお湯を使うので、使用中に漏れることなども心配されますが、最新の商品にはそれをクリアする安全な商品が出ています。
この湯たんぽは、360°でも水を漏らさない「PP瓶蓋+ナイロンボルト」の漏れ防止技術や、360°全方位で激しく回転しっても水漏れしないテストなどを行った安全性に注力したもの。
▼楽天市場ランキング 湯たんぽ部門第1位です。
お湯を沸かして入れるというひと手間はありますが、このような安全性も考慮した注水式湯たんぽなら、熱いお湯を使う注水式湯たんぽも安心ですね。
【番外編】HAGOOGI(ハゴオギ) 充電式カイロ logoなし 四角型 電子カイロ
湯たんぽではありませんが、外出が多い方には「充電式カイロ」もオススメです。
このHAGOOGI(ハゴオギ) の商品は、冬は充電式カイロとして使用し、春~秋はモバイルバッテーリーとして使える優れもの。
スティック状の本体は2つに分かれるので、両手に握ってポケットに入れて温めたり、片方ずつを誰かとシェアすることも可能です。
温度も三段階に調節できるので、非常に使い勝手が良いんですよね。
もちろん安全性も優れていて、過充電防止、過熱保護、ショートプロテクト、過電圧保護、過放電保護、過放電保護機能を搭載。
バッテリー自体を保護し、過度の発熱による火傷なども低減し、安全性をアップしています。
この商品は、103個の評価の中で☆4.8の高評価を得ており、多くのお客様からの評判が良いです。
購入者のレビューにはこんな内容があります。
- 数秒で暖かくなる。2つに分けて使えるので両方ポケットがポカポカになる
- 同時に両手を温められるのは他にはないプライオリティ
- 使い捨てカイロのようにゴミが出ないのが良い
- モバイル充電をしながら、もう片方で手を温められるのが良い
- モバイルバッテリー代替のつもりで購入したが、即温まるし二刀流の活躍でカイロも重宝している
- 充電方法がそれぞれ別々に充電しなきゃならないのでそこが面倒
- 口コミを書くと18ヶ月延長保証もLINEで直ぐ対応してくれるのが良い
湯たんぽ充電式は危険?事故事例と安全な商品、使い方まとめ あとがき
充電式の湯たんぽは、お湯を入れる必要がなく、手軽に使えるというメリットがありますが、一方で爆発や破裂などの危険な事故が起こる可能性があります。
そのため、近年は防爆安全措置や過熱防止機能が付いた商品が主流になっており、事故も減少傾向です。
危険な行為を避けて安全な使い方を心がけ、安全な商品を選ぶことが重要で、それさえ注意すれば、充電式湯たんぽも危険は少ないと言えますね。
Amazonや楽天では冬季は頻繁にセールが行われており、大幅に値下げも予想されていますので、ぜひこの機会にご自分に合った商品を見つけてくださいね。
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