NHK教育テレビの番組「できるかな」で、パントマイム風の喋らないキャラクターで子供心をガッチリ掴んでいた「ノッポさん」
その「ノッポさん」として長く親しまれた俳優の「高見のっぽさん」が心不全のため88歳で亡くなりました。
40代の筆者はまさに「できるかな」を見て育ったど真中世代。
「でっきる~かな、はてはてふふ~ん♪」というテーマソングは未だに口ずさんでしまう時があるくらいよく見ていた番組。
長い手足を活かしたタップダンスもめちゃくちゃカッコ良くて強烈に覚えています。
たまにテレビで拝見すると全く変わらずにお元気そうでしたが、もう88歳だったのですね。
やはり印象に強く残っているのは最終回で初めて喋ったシーン。
ずっと喋れない妖精みたいな人だと思い込んでいたので
「ノッポさん喋れるんだ!?」と心底驚いた覚えが。
懐かしくてもう一度見たくなったので、映像・動画を探してみました。
目次
1990年放送「できるかな」最終回/ノッポさんが初めてしゃべったシーン
【訃報】高見のっぽさん死去
— NHKニュース (@nhk_news) May 10, 2023
NHK教育テレビの番組「できるかな」で「ノッポさん」として長く親しまれた俳優の高見のっぽさんが心不全のため88歳で亡くなりました
動画は1990年に放送の「できるかな」最終回、ノッポさんが番組内でしゃべった貴重なシーンですhttps://t.co/I52ricIhPV#nhk_video pic.twitter.com/Q5F72NFx6y
「あ~あ、喋っちゃった」が記念すべき初喋り!
ゴン太のフゴフゴした声と三角の頭の動きも懐かしい!
2022年のインタビュー映像もついていますね。
ということなんですが、最終回のもう少し長い画像を見つけました。
▼1990年放送「できるかな」最終回 ワクワクさんとのバトンタッチ
ワクワクさんにバトンタッチしたこのシーンと、めっちゃ息切れてるノッポさん、思い出した!
ワクワクさんがデザイナーだったの初めて知った(驚)
「ええ知ってますよ!」「僕」「あ~あ、喋っちゃった」
が、最初に喋った言葉の様ですね。
「おい!」とゴン太を強気で呼ぶ感じに「ノッポさんもっと優しいと思ってた」とビックリしたことも思い出しました(笑)
1982年放送「できるかな」ブタ特集
1982年放送のもう少し懐かしい動画があったのでご紹介。
このノッポさんの表現力、ゴン太のコミカルな動き、元気な天の声との掛け合い、めちゃくちゃ懐かしい!
改めて見ると、こんなにストリングス満載の素敵な音楽が流れていたんですね。
子供の頃は工作に夢中で全然気づいていなかった。
大人になって見ると、新たな発見がありますね。
1967年放送「なにしてあそぼう」の貴重映像
「できるかな」の前身である「なにしてあそぼう」の貴重映像も。
この頃から、無声パントマイムでキャラクターと掛け合いしていたのですね。
▼1967年「なにしてあそぼう」の貴重映像がこちら
筆者が生まれる前なので全く記憶にはないですが、
冒頭のミュージカル風ダンスなどは、ダンサーだった高見のっぽさんの本領発揮で素敵ですね!
高見のっぽ81歳「子供にも一人前の人間として礼儀を」インタビュー
ノッポさんの「できるかな」を見て育った大人達への、ノッポさんからのメッセージ。
現在5歳の子供がいる筆者にはグサグサ刺さる内容。
大人になってからもノッポさんに教えられました。
子供の賢さに敬意を表して礼儀を尽くす、本当に人格者ですね。
▼ノッポさんからのメッセージが詰まった書籍も出ているようです。
かつて「小さい人」だった全ての人に読んでいただきたい一冊!とのこと。
ノッポさんを見ていた子供時代の自分と、今目の前にいる「小さい人」である自分の子供をリンクさせながら、今後の接し方を考えて温かい気分になれそうな本です。
【訃報】ノッポさん喋った最終回の動画「ええ知ってますよ!」懐かしの映像まとめ あとがき
私達の子供時代を彩ってくれた「ノッポさん」こと「高見のっぽ」さん。
ご冥福をお祈りいたします。