日本中を震撼させた立てこもり事件を引き起こした青木政憲容疑者。
青木正道元議長の自宅に立てこもったということで更に世間を驚かせましたが、
犯人は青木元議長の息子であり、立てこもっていた民家は青木政憲容疑者の自宅でもありました。
その青木政憲容疑者が立てこもる自宅に残され、25日夜に逃げ出してきた女性が、
「犯人は自分の息子」と話したことで、一気に犯人特定に動きましたよね。
そんな今回の事件のキーパーソンである母親・青木律子さんとは、どんな方なのでしょうか。
フラワーアーティストをされているということで、その活動内容などを調べてみました。
目次
青木律子(青木政憲の母/青木正道の妻)はKitchen&garden主宰
青木律子はフラワーアーティスト
青木律子さんは「Kitchen&garden」を主宰するフラワーアーティストとして活動されています。
ご自宅の庭にも「キッチンガーデン」の文字が見えますね。

フラワーアーティストとは、一般的に花を使って芸術作品を作る人のことです。
フラワーデザイナーとも呼ばれます。

アレンジメントやブーケ、コサージュの製作や花を使ったディスプレイなどの室内装飾をデザインから手掛ける仕事で、花を使ったアイテムやディスプレイが求められるさまざまシーンで活躍しています。
フラワーショップやディスプレイ会社などに勤務し、ブライダル関連の装花を中心に、パーティーやイベント会場の装飾、ショーウィンドウのディスプレイなど多様な場で活躍しています。
企業に勤めたり、個人で活動したり、また経験とセンスを活かしてアレンジメントなどを教える講師になったりと、活動範囲が広いのも特徴です。
青木律子さんは、長野県カルチャーセンターにも講師としても名を連ねています。

出典:長野県カルチャーセンター
JA中野市女性部では「プリザーブドフラワー」についての講座を行うなど、長野県内で活躍されているそうです。
▼黒いベストの女性が青木律子さん。「プリザーブドフラワー」の講座を担当中。

出典:JA中野市女性部
夫・青木正道元議長の繋がりもあり、地域密着の仕事が多かったのだろうと推察します。
地元の方々と交流を深めながら、花の魅力を伝える活動をされているのですね。
夫・正道と「アグリサポート株式会社」にてジェラート店を経営
日常的な業務量としては、こちらの方が多かったかもしれませんが、
青木律子さんは、夫・青木正道元議長と一緒に「アグリサポート株式会社」を経営しており、果樹園や地元でとれた果物を使ったジェラート店を軽井沢や中野市で運営しています。
また、果樹園は大昔から(13代)代々続いていているとのことで、
そのアグリサポートが運営する果樹園「マサノリ園」の園主を、息子である青木政憲容疑者が務めていました。
律子さんご夫婦が経営するジェラート店がオープンするにあたり、原材料として果物を卸す「マサノリ園」園主の政憲容疑者を「運営責任者」として任命します。
マサノリ園の園主・青木政憲さんの両親がアグリサポートを経営しており、同農園の果物に付加価値を付けようと、ジェラートの製造・販売を始めた。軽井沢町の旧軽井沢ロータリー前の居抜き物件を借り、2019年5月にジェラテリアを開業した。
信濃毎日新聞
Gelateria Frutti軽井沢店(ジェラテリア フルッティ)

出典:Gelateria Frutti ジェラテリア フルッティ
軽井沢店は、地元住民や別荘利用者らの支持を受けて大盛況。
新型コロナウイルス禍で観光客が減る中でも販売量は落ちることなく、多い日で1日700カップほど売れるというので、その人気ぶりはすごいですね。
その後、中野市にも2店舗目を出店。
Gelateria Frutti中野店(ジェラテリア フルッティ)

出典:Gelateria Frutti ジェラテリア フルッティ
「フードメッセ in にいがた」などの大型食品イベントにも出店し、店頭販売されることもあったようです。
青木律子(青木政憲の母/青木正道の妻)はフルーツカッティング講師としても活躍
青木律子さんは、フルーツカッティングの講師としても活躍されています。
「アグリサポート株式会社」にて果樹園も経営されていますが、
2012年に新規で就農して「マサノリ園」を始めた青木政憲容疑者を助けようと、2018年にフルーツカッティングの資格を取得。
「地元の農産物に付加価値を付けて、観光と農業を共に盛り上げていく」という試みの下、
住民や生産者を招いて「地域食材の魅力アップ講座」を開催されました。
▼2018年10月5日に中野市山ノ内で行われた講座の様子。地元の農家女性約20名が参加

出典:中野市地域おこし協力隊

出典:中野市地域おこし協力隊
人が集まるお祭りでの披露や、Instagramでの広がりを期待しているとのことです。
常に「息子のために」と考えてサポートに尽力していたことが伝わります。
青木律子は夫・青木正道元議長の会計も務めていた?
また、長野県公式HP上に「青木正道君を励ます会」という政治団体の収支報告書のPDFが掲載されているのですが、その会計責任者の氏名欄に「青木律子」の名前があります。

出典:長野県HP
フラワーアーティストやフルーツカッティングの講師、ジェラート店経営をしながら、夫・青木正道元議長の政治活動の手伝いをしていたのでしょうか。
多方面に活躍されているパワフルな女性という印象を持ちますすね。
青木家の家族構成
青木正道・青木律子ご夫婦をはじめとする青木家の家族構成について、
現在の情報を総括すると、下記になります。
※青木律子さんには3人の子供がいるとのSNS情報で「確かな情報ではない」と記載していましたが、週刊誌にて追加記事が出ましたので、追記します。
「青木家はこの地域の “地元の名士” です。先祖代々、農園を営んでいた父親の正道氏と、地元の有力経営者の娘だった母親は、高校時代から交際を開始し、そのまま結婚。地元でも有名なラブラブ夫婦ですよ。
政憲の弟は現役自衛官で、妹は東京の体育大学を卒業した。家族仲はよく、地元では評判の “キラキラ家族” でした。」(近隣住民)
週刊FLASH
夫青木正道
(アグリサポート株式会社社長、中野市議会元議長)
妻青木律子
(フラワーアーティスト、フルーツカッティング講師)
長男青木政憲
(マサノリ園、園主)
長女東京の体育大学卒
次男現役自衛隊員
~青木夫妻の馴れ初め~
・先祖代々農園を営んでいた正道さん
・地元の有力経営者の娘だった律子さん
・2人は同級生
・高校時代から交際を始めてそのまま結婚
また、詳しいことが分かりましたら、追記したいと思います。
母として懸命に息子を説得した立てこもり中
立てこもり中に自殺を図ろうとしている政憲容疑者に自首を勧めるが「絞首刑は一気に死ねないから嫌だ」と拒否。
「それなら一緒に死のう」と律子さんが提案するも「母さんは撃てない」とこれも拒否。
政憲容疑者が自殺するのを見守っていたところ、猟銃が長く自ら引き金を引けない息子に「お母さんが撃とうか」と銃を政憲容疑者から奪い、そのまま走って逃げています。
母親が県警にした説明によると、立てこもり中に自殺を図ろうとしている青木容疑者を母親が説得。その間に自殺を手伝うなどと持ちかけて、青木容疑者が所持していた銃を手放させた。
その後、母親は隙を見て家から脱出。受け取った銃は重く、抱えたまま走ることは困難だったため、近くにある民家と土蔵の間に置いた上で警察官に助けを求めたという。
朝日新聞
緊迫した状況の中、これ以上犠牲者を出さないようにと、母としてできる最大限のことをされていたという印象を受けました。
参考:信濃毎日新聞
青木律子(青木政憲の母/青木正道の妻)の人柄
政治家への転身を誘われるほどのやり手
実は、初めに政治家への出馬を持ちかけられたのは律子さんの方だったとのこと。
律子さんの優秀さを買っていた知り合いの女性議員が、市議選の出馬を持ちかけたそう。
社交的で精力的に物事に取り組む律子さんを評価する一方で、近隣住民からはこんな話も聞かれました。
「子どもたちの環境をよくしたいってことで、PTAでもガンガン自分の意見を発言して色々なコトに首を突っ込んでいた。
少し言い方もキツい感じだったから、あの世代のお母さんたちには煙たがれていた。
yahooニュース
なかには『もし青木さんが来年PTAの役職に立候補されるなら、私は絶対にやりませんからね!』と言う女性までいたほどです」(近隣住民)
実際の言動がどうだったか、その状況が政憲容疑者にどのような影響を与えていたかは分かりませんが、目立つ存在には必ず賛否両論が生じて、取り巻く環境も複雑なものに変わってきます。
狭い世界だと良く聞かれる話ですよね。
その後、出馬の誘いの話を夫である正道さんにしたところ『それなら俺が出る』と立候補。正道さんが市議会議長となりました。
ちなみに正道さんの父親は、市議選に立候補の意思があったものの、村の人達の猛反対を受けて断念した過去があったそう。
その父の無念を晴らしたいと正道さんが思っていたかは分かりませんが、息子の代で父の願望が叶った形になりました。
ここまでの話だと、夫婦ともに非常に有能で地位もあり、社会に適合しにくい息子にも出来る限りの愛情を注いで自立を促していた様子がうかがえます。
立てこもり中も家族に危害を加えていないことからも、息子である政憲容疑者もその愛情をしっかり受け止めて家族仲は良かったのではと推察できます。
断片的にしか知り得ない情報の中で「何が良かった」「何が悪かった」と簡単に論ずることができない、非常に難しく、悲しい事件だと個人的には感じました。
同じく子供を持つ親である立場からも、政憲容疑者の両親であるご夫婦の心境を思うと胸が痛くなります。
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